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     5  事業と産業と流通と冒険者

 ロイドは冒険者班でミスをして流通班に配置換えになった。流通班のシャルロッテはロイドと組む事に腹を立てる。

      5  事業と産業と流通と冒険者


 ロイドが気が付いたのは4つ目の拠点の休憩所だった。左腕も痛まない。完治している様だ。仲間も近くに居るのでそんなに時間が経って居るわけでもなさそうだ。

「ロイド目が覚めたか。厳しい戦いだったから仕方がなかったろうが、マリエール様が心配されて。現場でもエリアフィール、ここまで来てエリアフィール、ロイドにはフィール掛けてみえたぞ。それから暫くロイドは流通担当だ。シャルロッテと組むそうだ。」

ロイドのあきらかに不満そうな顔を見て

「あきらかにあそこで独断で前に出たのは失敗だろ。暫く反省期間を置くのは必要だろ。あそこで倒れたのは腕の怪我と疲労のせいだ。班長の判断だ。覆らない。直ぐに始めの拠点に行ってシャルロッテに合流しろ。」

あの行動はあきらかに自分のミスだ。判っている。あそこでマリエール様がいらしゃれなかったら自分は酷い状態だったろう。自分のミスでマリエール様にお手数をお掛けして処分ものだ。暫く配置換えで済んで良かったのだろう。

 その後班長に挨拶して流通部門に向かった。

 流通部門は共有アイテムボックスに入っているものを示された個数相手側に渡し、金銭受け取るわけだ。ロイドとシャルロッテはドエールの街に卸しに行く係だ。領主館、冒険者ギルド、商業者ギルドに納品し代金を受け取るだけだ。交渉事がある場合は別の担当者が担当する。何か言われたら伝えますと言うだけだ。

 流通部門の班長に挨拶して、シャルロッテを紹介される。15歳のロイドよりあきらかに年下の少女だ。美少女ではあるけど、あきらかにロイドを毛嫌いしている事は判る。理由は判る。ロイドのミスでシャルロッテの相棒が冒険者班に配属された。ミスを侵すロイドを相棒とする事はシャルロッテに相当のストレスだろう。ロイドは本当に悪いと思う。

 班長と別れ打ち合わせの部屋に入る。シャルロッテは説明する。

「ドエールの街迄フライで飛ぶわ。あなたドエールの街は始めてよね。」

ロイドは頷く。シャルロッテはその後の予定を話、翌朝8時45分に出発すると伝えて退出して行った。シャルロッテの機嫌を直すにはどうしたら良いか考えた。

 翌朝2人はドエールの街迄フライした。門を潜り領主館まで来た。門番に要件を告げ裏の倉庫に回った。納品を終え料金を受け取る時、係の人に、

「小麦粉を後10袋増やして貰うと助かるのだが。」

と言われた。シャルロッテは相談しときますと応えた。

 商業者ギルド、冒険者ギルドに納品して拠点に戻ろうとした時怪しい3人組に絡また。シャルロッテの腕を掴もうとした。腕を掴んでねじ伏せ胴を蹴りつけた。残りの2人はナイフを構えた。2人は同時にナイフを突き出した。一方に水魔法を顔面に当て、もう一方の腕を取りねじ伏せて胴に蹴りを入れた。ナイフを2本収納して、シャルロッテを即して立去った。拠点に帰還後、班長に呼ばれ注意され冒険者班に戻された。たった一日で戻って来たロイドを見て呆れるしかないという顔をされた。

 ロイドは1日で流通班を首になり冒険者班に戻される。ロイドは今後あるのだろうか。

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