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       18 獣人の国を訪れる

 獣人はドラゴンと魔人に支配されていた。食料や金銭、宝石を巻き上げられ、労働も強要された。

         18  獣人の国を訪れる


 朝から海の魔獣を30体狩る。ギルドに買取をお願いする。海の魔王を襲う。朝から海の魔獣を狩る---――-。休憩の要らない身体に成った。魔力、体力、魔法が強くなっている事を感じる。

 ロイドから連絡が入った。獣人の国ではドラゴンが支配し、獣人達を奴隷の様に扱っているそうだ。獣人は魔人に続きドラゴンにも虐げられるのか。人間の国のマリエ―ルに連絡し国王に獣人の国に行く事伝える様に指示した。別にもう一人の自分が能力がないわけではない。相互連携も取れる。一応一人がリーダーの方が上手くいくと思っただけだ。

 マリエールは国王に謁見し、獣人の国の状況を伝え、支援に行きたいと伝えた。人間の国でマリエールへの支持は絶大だが、マリエールがいないと国が持たないという状況は脱した。もちろん仲間達の力は必要だがマリエール一人が居なくても国は成り立つ。戦乱が起きれば、居て欲しいが連絡がとれれば問題ない。

「マリエールの思いままに行動してくれればいい。何かあれば連絡させて貰うが。」

魔獣の頭数が減らせた事が大きい。余裕のある仲間達が討伐に出るし、冒険者ギルドも正常に動き出した。まだまだ村は作れないが、冒険者ギルドのある街を大きく囲い農業も出来るスペース作るなどして閉塞感のない社会になりつつある。街をつなぐ馬車も整備され人々も移動が可能になった。社会は確実に良くなっている。

 ロイドに案内されて獣人の国の国王に会った。ふくやかな王様で

国の現状に合わない気もする。説明はその横の宰相がする。

「魔人達の支配が終わったのはいっときの喜びでした。それも束の間今度はドラゴンに支配されました。」

ドラゴンの支配というのがイメージしにくい。獣人を食べるという事だろうか。

「ドラゴンは獣人に自分達の世話を全てさせています。住処も食料も宝石も全てを差し出し、労働と入手のための金銭要求と-------。」

正直ドラゴンがそんな事やるのだろうかと思ったが具体的に動いているのはこの地に残った魔人だそうだ。城を作らせ、食料や宝石や金銭を差し出させ、働かせられ。

「具体的にドラゴンは何体いるの。魔人は。」

宰相は渋い顔をした。

「ドラゴン2体と魔人10体です。」

たったそれだけ。ドラゴンは確かに強力だけど倒せない相手ではない。魔人なら獣人数体かかれば倒せる。何故しない。

「ドラゴンの国を恐れるからです。」

馬鹿な。そんな理由で虐げられているのか。

「私がドラゴンの国を滅ぼします。ロイド、ドラゴンの国に宣戦布告しなさい。まずこの国のドラゴンと魔人を討伐するわよ付いてらっしゃい。」

国王も宰相も連れて、ドラゴンや魔人達の城に向かった。門番や警備している獣人もこちらの方についた。ドラゴンや魔人のいる部屋に来ると、真っ先に偉そうなドラゴンの首を跳ねた。もう一体のドラゴンに目を向けると

「そのドラゴンに言われて仕方なくやっていたのよ。私は悪くないわ。」

マリエールは笑う。

「一度だけ試してやろう。従魔にして下さいと願うのだ。ならなければそのドラゴンのように首を跳ねる。さあ従魔契約だ。」

従魔契約は成立した。従魔ドラゴンは亜空間に首を跳ねたドラゴンはアイテムボックスに入れた。魔人は足に貫通魔法を放った。

「私はドラゴンの国に攻める。獣人達は残る魔人達を捕らえろ。絶対に好き勝手させるな。」

獣人達は魔人達を引っ張って魔人達の住処に案内させた。マリエールはドラゴンの国に飛んだ。

 ドラゴンは首を跳ねられ、従魔にされた。魔人は足を貫通された。

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