11 魔王との対決
全力で戦うと誓った魔王戦。始まって見れば、魔王の土下座。何と魔王や魔人を従魔にしたよ。
12 魔王との対決
覚悟を決めて臨んだ。覚悟を決めて地下に行った。なのに魔王は土下座した。
「マリエール様、私はあなたの従魔に成ります命だけはお助け下さい。従魔契約しますと魔人達もあなたの奴隷に成ります。あなたの亜空間に入れば私達の魔力が使えます。お願い致します。」
私はニコライを見た。ニコライは頷いた。
「判りました。魔王、私の従魔に成りなさい。」
マリエールは魔王が従魔になったのを感じた。ニコライは念の為魔王や魔人をマリエールの亜空間に入れ、確認するように言った。魔王や魔人を亜空間に入れた。魔力の増加を実感した。
「魔王や魔人の姿では落ち着かないわね。私と同じ年頃の青年にして魔力も私が割り振り、私の護衛や冒険者として働いて貰えば良いと思うわ。魔王はマキという名前でいい。魔王討伐の狼煙を上げて頂戴」
少し興奮しすぎかな。魔王達を出した。いずれもイケメンの青年だった。狼煙は上げられた。国王への献上品として魔王が宝としていたドラゴンの素材や宝石、貴金属の目録を作成した。
ドエール伯爵に魔王討伐の報告をして、魔王が所有していた宝石を送り物にして王都邸宅から馬車を出して欲しい件を伝えた。ドエール伯爵から
「魔王討伐とは素晴らしい事です。100年生きた魔王を討伐するとは前代未聞。過去最高の魔術師です。」
と言われた。
「私はあなたのために働きたい。」
とまで言われたので従魔契約を結んだ。ただ指示に従う程度のもので従魔契約とは違うものだがこの種の契約は従魔契約と呼ぶ事にする。
ドエール伯爵とはいろいろ打ち合わせた。魔王が居なくなったので以前からの魔獣が居るだけで、どんどん冒険者に討伐して欲しい。もちろんマリエール側でも討伐して行くがまだまだ魔獣の数が多く取り敢えず1つ目から4つ目までの拠点を拡大して農作物の量産を図る。流通を盛んにして関係を深める。魔獣の数を減らせたら農村を作る----------。
こうしてドエールとの交渉は終わり、拠点拡大班には1から4つ目の拠点の拡大と上下水道等の事業、産業班には拡大した地域の農業、武具防具、アイテムバック等の製作、流通班にはドエールとの流通、冒険者班には1つ目から4つ目までの拠点近辺の討伐を指示した。
今日は獣人達と洞穴に行った。近辺まで集団転移してそこから歩いた。30人ほど獣人が居る、見た目でも痩せ細ってやな匂いがする。生活は厳しそうだ。城から連れて来た獣人達は家族達の対面やを喜んで居る。マリエールはそんな彼らに宣言した。
「私はマリエール、魔王を討伐したもの。我に従うものは生活を保証してやろう。」
森は開け1キロ四方平地が現れ、川か流れ、耕された土地があり、転移してきた獣人達も居て、平地の四方には高い壁があった。洞穴も広がり居住しやすい空間になった。みんなに伝わるようにマリエールは言った。
「我に従うものは今誓え、そうでないものは命を失う。」
何人かの獣人の姿が消えたが騒ぎは起こらなかった。ロビーに共有アイテムボックス与え、必要な指示を与えた。転移の魔法をロビーに与えた。
「今日は焼き肉パーティーでもするがいい。城にいた者も数日ここに残れ。」
獣人の洞窟にやって来た。獣人達が安全に暮らせる場所にしたよ。獣人達も従魔契約したよ。




