表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/19

お題『結婚』

『結婚報告にて』


 結婚報告のため、実家に彼氏を連れて行った。

 父が険しい顔をしている。黙って彼の話に耳を傾けていた父が、ようやく口を開く。

「きみは好青年だが、浮気はいかんと思う」

 浮気、ってどういうこと。父が続ける。

「娘はむかし、『パパと結婚する』って私と約束したんだ」

 母が父の頭にお盆を振り下ろした。



『冗談みたいな恋』


「離婚を前提に結婚してください」と言ったのは、今の夫だ。

 小説家の夫は、「経験こそすべて」が口癖で、面白がって私たちは冗談みたいな結婚生活をはじめた。

 あれから時間が経ち、髪が白くなった夫が、「結局、一緒のままだったね」と笑う。

「冗談みたいな恋が本気になるのも小説みたいでいいでしょ」



『娘が欲しかったのは』


 娘とカフェに行った。お店の真ん中のピアノで、ピアニストさんが美しい音色を奏でていた。

「ねぇパパ」と娘がピアノを見て、指をくわえている。

「パパの安い給料じゃ買えないよ」

「ううん、違う」娘がピアノに近付く。

「パパと結婚してください。お金はないけど、優しいです」

 これが再婚のきっかけだ。



『鬼の嫁』


 俺は桃太郎。

 鬼ヶ島に行くと、美しい鬼の女性がいて、一目惚れした俺は鬼たちと和平を結んで、その鬼の女性と結婚した。

 村に戻って、一緒に暮らしはじめた。

 最近、妻は村の連中から、『鬼嫁』と呼ばれているそうだ。

 鬼に対する偏見があるのだろう。

「気にするなよ」

「嫁、って言い方が気に食わない!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ