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お題『童話2』

『かけっこの行方』


 うさぎとかめが、かけっこをはじめました。

 当然うさぎのほうが速く、もう後ろにかめは見えません。

 うさぎは孤独に寂しくなり、眠ってかめを待つことにしました。

 目が覚めると、遠くでかめがゴールしていました。遅れてゴールしたうさぎにかめは言いました。

「なんで泣いてるの、悔しい?」

「違うもん」



『幸せな結末も知らず』


 マッチ売りの少女が、マッチに火を付けると、

 赤ずきんが狼に食べられる映像が浮かびました。

 また火を付けると、次はシンデレラがいじめられている映像でした。

 次は白雪姫が毒林檎で倒れる映像でした。

 不幸なのは私だけじゃないんだと安心した少女は眠りにつきました。

 彼女たちの幸せな結末も知らずに。



『覗かないで』


 罠に掛かった鶴を助けた日の夜、美しい女性が僕の家を訪ねてきた。布を織ってくれるらしい。

「中は覗かないでくださいね」と彼女が言った。僕は約束を守った。

 すると、「中は覗かないでくださいね」とまた彼女が言った。僕は約束を守った。

「覗いてもいいけど、覗かないでくださいね」と彼女が言った。



『通り過ぎた浦島』


 浦島太郎が釣りに行こうと海辺を歩いていると、全長10メートルはありそうな大きな亀を、100人くらいの鉄パイプや金属バットを持った子ども達がいじめていました。

 亀が浦島太郎の存在に気付き、助けを求めるような表情を浮かべました。

 浦島太郎は亀からすっと目を逸らして、集団を通り過ぎました。

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