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何でも屋5  作者: 風雷
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何でも屋5 外伝2 デルバド・ブクター

 デルバドが私の部隊へ来たのはルネリッサよりも少しだけ前でした。

 様々な薬や訓練によって作られた人間兵器。その一人がデルバドです。普通の威力の銃弾ではびくともしない強固な体を手にする代わりに、感情や言語力を著しく低下させられてしまったようです。元々なのか、そのような事をされたからなのかは分かりませんが、とても静かな子で皆とはあまり打ち解けている様子はありませんでしたね。ですけど、私の言う事だけは素直に聞いてくれるので戦いにおいては支障は無かったんですが、やっぱり信頼関係と言うのは築いておいて損は無いと思い言い聞かせたんですが、理解は得られませんでした。

 しかし、戦場に立つと驚異的な力によって皆を守りつつ戦ってくれました。彼が来てからの部隊の被害は劇的に減り、私は彼になんとお礼を言っていいのか分かりません。

 他の者と一緒で、いや、それ以上に彼は他に行くべき場所が分からないので、私の傍に居る事以外の選択肢が無い状況で、私のやる事に巻き込んでしまってとても申し訳なく思います。

 この作戦が終わったら、皆で戦いの無い日々を送りましょう。慣れるまで時間がかかるでしょうけども、とても楽しい新しい日々が待っていますよ。

 ですから、あともう少しだけ、私の我儘に付き合ってください。

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