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こんなところに梅がある⑩

❑空間


 誰もいない静かな空間で、ひとりコツコツと作業する。

それは気の長い、先の見えないものだった。


 時がゆっくりと過ぎていく。遠くの角から何かが近づいてくる。賑やかなソレは私の横で腰を下ろした。静かな空間に喜びの空気が漂ってくる。

コツコツと地道な作業が、楽し気な音を立てて弾けだした。



❑ペン


 その昔、偶然手に入れた自分の限界に線を引くペン。当時、自分には必要ないと思い、引き出しに入れたまま長い時間が過ぎた。


 ついにペンを使う時が来た。

それと同時に「インクは別売り」と知る。

呆然としている私の後ろを駆け抜ける猫。猫が追う先には、いつも使っている普通のペンがあった。


Twitter140文字小説⑩

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