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テーマ詩集:西遊記

残像法師

作者: 歌川 詩季

 西遊記好きです。

 ごめんね それは残像よ

 あたしの実体はほかにあるんだ

 周回おくれの古いやつ

 つかまえたけりゃ ごかってにどうぞ


 ついてこられると思わないで

 とかげのしっぽよ こんなのは

 ついてこられなきゃ おいてくよ

 つぎのスタジアムへと行かなくちゃね


 それも残像 みっつまえの

 それも残像 メイクがちがうよ


 あなたってほんとに

 残像のことが好きで(あき)れる



 残像おきざり脱皮する

 ちょうちょのあたし 宙に舞うのさ

 周回とばしの軽業師(かるわざし)

 知りつつ追うなら心の()ひらけ


 ついてこられると思わないで

 彗星のしっぽよ こんなのは

 ついてこられなきゃ おいてくよ

 つぎのステージがあたしを待つから


 それも残像 みっかまえの

 それも残像 前髪みじかい


 あなたってほんとは

 残像のほうが好きなのかしら?

 中華ファンタジー、もっと見たい!

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― 新着の感想 ―
[一言]  残像だといちいち説明して。おいてくよって声をかけて。  姿は残像でも、声は今の、ですよね。  ついてこられると思わないで、と言いながら。  ホントは実像に追いついてほしいのかなぁ、と思い…
[良い点]  タイトル、いいですね。  「あたし」がとっても軽やかに感じて、爽快です。  ついてゆくのなら心の目を開いて、先回りしなければならない?  彗星のしっぽ。言葉の響きとイメージが素敵です…
[一言] 三日前の残像とか もう分身なんじゃ
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