第三会場
・習志野さんは今日も『自分』探しの旅の途中
簡潔批評:人として破綻している
感想:なんというか「おれなんかやっちゃいました?」を地でいくただのやべーやつとしか認識できなかった。出が同世界なのか異世界なのか知らないが頭おかしいんじゃないかな…そして3周くらいしたけど私としては良さが全く分からないわ…ごめん…
・出来損ないと蔑まれた少女、最強ドラゴンと友達になる
簡潔批評:非人間とドラゴンの最強コンビ?
感想:主人公ちゃんにもツノが生えているとするとドラゴン…かオニかアクマか……予想される種族が謎い。ただの人間ってツノ生えてないんだよ?で、最後の最強ドラゴンが我が主と言っているところ、何かしらの繋がりがあったと考えるのがベターだろうか。祖父の優しさで耐えていたのが、祖父が死んで覚悟を決めたのはすごいなーと思った。どういうふうに展開するのかが全く読めないのが残念。
・いつか、君と星空のpas de deuxを
簡潔批評:悲しい…けど救いはあるでしょ?
感想:『好きな人』が誰かが明言されてない。別の人ということもあるが主人公が好きで告白しようとしたんじゃないんですかね。でも自分のことだと思ってない主人公はあえて嫌われようとする。恋愛のことがよく分からんが両片思いだったんじゃないかなぁ…というところ。バレエに誘われるのもきっと好きだからだと思うが……恋愛のこと分からへん…
・ペットがお尋ね者な男の異世界生活
簡潔批評:書く順番逆…でもないけど
感想:???????????(内容が理解できてない)転生前の話かと思ったら異世界っぽくてなんか意識暗くなった後に転生場面入って転生後の演出入ってで終わってマジでちょっと訳がわからないです。ごめん。無理。感想無理っす。悪い。
・停止世界の魔物たち
簡潔批評:面白"そう"な設定。
感想:時間操作…と称すよりは時間の止まった世界の入り口に入れるから結果として止まっただけで彼自身には観測の能力しかないのだろうか。恐らく鯨が重要なキーワードなのだろうけど記憶の中には見当たらない。F○teのクソデカ鯨は恐らく違うだろうし…。で、妹が一人停止世界に閉じ込められている理由はなんなんだろうか。変異は残す理由になるが、変異する前入れる理由にはならないから。
・人形技師の矜持
簡潔批評:終末世界と機と人と。
感想:機械が暴走してる世界で機械義肢を持つってかなり不安なところあるけど…それ以上にキョウジのことになるとすぐ暴走するニマも結構やばいと思うの。二人の噂とか色々な街から街へ広がってたりはしないのかな。んで、姉を模した人形ってところが幾らか気になってて、それが姉自身が自分の形見として作ったのか、キョウジがあえて似せたのか、果てはキョウジが自分で作った人形を姉と信じ込んでいるパターンかというの。最後は無いと思うけど製作者と制作意図が気になる…
・桃ちゃん先輩の鬼退治
簡潔批評:俺知ってる!これ桃太郎っていうんでしょ!?
感想:え?ちがう?そんなー(電波受信)。最近同じような戦隊モノが出てきたのでそれの影響を(元ネタ選択として)受けたのかなとか思いつつその話は切ります。で、鬼が家を壊すのはバカなオニのやりそうなことだなーとか思ったし、人間を傀儡にするのはわかる。確かにオニはやりそう。そんな絶望的な状況だったのにヒーロー(ヒロイン)の桃ちゃんが吹き飛ばして登場ってのはカッコ良い。わりと流れが綺麗で終わりも綺麗だと思う。よき。
・いにしえの数え歌 ~昔の日々を夢見る人間に、忘れるべきだと竜は言い~
簡潔批評:ドラゴンママ…だと……
感想:……(ゴクリ)。うーん好きっすね。シチュエーションとか雰囲気は良き。流れもスムーズで切り方も自然なので構成がかなーりよい。ひとつ笑いも仕込めてるし。まぁ一つ点を挙げるなら過去と今の会話は分けたほうがいいかなーとか思ったりはした。過去会話なら『』で挟むか転換入れるかとか入れたほうがいいとは思う。え?そこにいるの?とはなるので。んで、メルが人間になったのってヴィーラントを産んだからじゃね?人間との間で子作りしたら呪われてドラゴンになれなくなったやつでしょこれ。私は賢いんだ(お目目くるくる)
・王立魔法省に課されたミッションは月へ行って石を持って帰ること。隣国よりも先にね!
簡潔批評:転移魔法で月までいk……ロケットぉ!?
感想:負けただろこれ……負けるよね?縦の長距離なら転移魔法がロケットに勝てるわけないだろ!ってすごく言いたい。でも転移魔法の距離はちゃんと増えてるのは賢い。研究してる間がある。ただちょっと方向性が残念なだけで……。流れとしてはわかりやすくシリアスから最後に笑いを持ってきてるのでそこまで暗い話ではないんだなーと感じた。タイトルからもそんな雰囲気なのでいいと思います。
・花咲かお江戸のあやかし奇譚~お姫様にはお見通し~
簡潔批評:時代劇風のオカルトミステリー?
感想:うーん…私がこのジャンルは専門外なので評価はできないが悪くは無いと思う。わからん私でもすらーっとは読めたので。構成を見ると最初に話の導入が入ってメインキャラたちの顔見せと今回の話の相手が来てとわかりやすくはなっている。なので話の大筋は読みやすい。場面の別れもきちんと切れているのもよき。
・書き出し撲滅エンジェルズ!~エタった世界を完結わらせろ!~
簡潔批評:草(一文字に圧縮された感想)
感想:メッッッッッッッッッッッッタ!!!!!!でもこういうストーリー私大好き。アンデル(セン)かわいい。そう、小説って文字で行われる『描写』が全てなんですよ。『描写』の無いものは存在が確定していない。逆に言えば『描写』さえ行われたのならば物語は進むし人物も場所もある事になる。"フレーバー"ってのはそういう事なんですよ。ネタ作品かと思ったら割と小説の本質をついたメタ作品で結構好きです。オチがぶつ切りなのもこの作品的にはめっちゃあってると思いますわ。よきよき。
・君は輝く陰陽神
簡潔批評:性別自在変幻神様じゃ……
感想:こういう神のスタンスめちゃ大好物なんですよね。軽い口調なのに節々に重い単語が入っている。けれどなんともないように普通に話す上位存在って。あとそれに翻弄される人の姿も。普通に魑魅魍魎共が人間界(仮称)にいるのも世界があやふやになってる感じがして素敵。書き方も私好み…っすね。性癖に刺さりました。
・悪魔の左手は隻腕の王と夢をみる
簡潔批評:妹が死んだ!?この人でなし!
感想:えぇ…うっそーん…まじか。マジかぁ…というのが読了後の感情。サラッと流された貴族の暗殺依頼というのがおそらくリリーを殺す依頼で、それを受けた他のプロがサクッと貫いて行ったのかな…って予想。悪魔の左手と称される程の銃、モチーフ何かな…クソデカリボルバーはロマンだらけ……と書いてから思ったけどこれダリア(悪魔)の左腕として働いたっていうダブルミーニングかな?そうだとしたらなんかエモい…な…
・おいしく、ねかせてください
簡潔批評:おいしく、って…え?喰われるの?
感想:そりゃ異世界から召喚されたらキレるよ。逆にある程度修行するくらいまでよく耐えたよ。その性格で。まぁ結果としては逃げてるけど。2回同じようなシーンが流れるけど踏まえてのおさらいみたいなところなので特に再使用の不快感はない。場面に至るまでの説明が多めなので進み的にはやはり薄いが特に問題ない部類だろう。
・この世界はあらゆる方面に配慮されているため安全です。
簡潔批評:ディストピアじゃねぇか!
感想:今回ディストピア多くない?というか機械系が多いよ。うん。で、この作品は機械によるホムンクルス(アンドロイド?)達の支配。そりゃ安全装置とか言葉が仰々しかったり名前が変だったりするよね、っていう。構成も自然でささーっと読めるのが良い。四字熟語の勉強にもなる。なんか割と早々に四字熟語のネタ切れしそうだけどちょっと応援してます。ネタ切れしないように頑張ってください()
・変わり者食堂ストレンジ ~ただいま開店準備中~
簡潔批評:好きな事をして生きていきたい。
感想:趣味を仕事にしたいわけではない。わかるとも。理解できる。それを表面に出しすぎて退学を喰らったのは当然。最初に店はできたのが描写されているため結果は確定しているが経過が不明。しかも家にキレられるのはほぼほぼ確定しているので恐らく誰かに拾われた…のかな?ここで敢えて切るのは結果を出しているからこそなので書き出しとしてよくできてると思う。
・JCTOS 統合対テロ作戦センター
簡潔批評:スパイものだ……完全にアクション映画だ…
感想:なんかコマンドー感を感じる。多分主演シュワちゃん。俺知ってるもん。映画の最初10分くらいみたいな書き出しで、主人公の視界が暗転したとこらで本文終了。細かい銃と車両の名称描写とか好きー。悪いところがあんまりないってのが難点かな。逆に。この作品はこうあるべきだと思うから構成の分析もあんまりしたくないかな。よきよき。
・触るなキケンの聖女様とお飾り騎士の探偵業
簡潔批評:暴走聖女様…触ったら、ってなんのトリガー?
感想:左遷までの経緯→聖女顔見せとストーリーの進み量はこんなもん、だとは思う。あらすじを見る限りはお告げされた事件を超短絡的に解決しにいくやべー聖女様…って事?アンタッチャブル(関わるな)を直訳して触るな危険と称した割には自分から自爆ボタンを押しにくる聖女様だな…こわい。
・最愛の皇帝陛下。わたくし、皇国に反旗を翻させていただきますわ。
簡潔批評:そうはならんやろ
感想:なっとるなぁ…好きだから国の不穏を全て纏めて上げた後捧げるって発想は面白い。愛が深すぎて逆に引くわ。そしてそれを受け入れる皇帝の器の広さよ。なんぞこう、普通の発想では思いつかないし作ろうともしないようなストーリー。いやー…細かい表現もちゃんとわかりやすいよう工夫されてる。完成度高いなー。
・ねぇ、破って?
簡潔批評:読まずに破るってことは読む必要性が無いって事。
感想:多分深読みだと思うけど文章が書かれたもの(或いは光景や思い)を見るだけで内容が理解できるんじゃないか。で、なんらかの気質で破ってしまう…実質的な人殺しの快感かな?なるほど、発想が巧い。私もこの作品を読んで初めて「ああ、なるほど」と思った。その発想はなかったわ〜。構成も上手いし。
・推しカップルの幸せのためと聞いていたのですけれど?
簡潔批評:すれ違い恋愛ですか…なるほど?
感想:文が圧縮されてて読みづらいがそれは書き方の問題なので置いておいて婚約破棄の流れが超あっさりなのが笑う。これ元婚約者が主人公への矢印の向きを理解してさらっと破棄したとかそういうやつ?人の心情わからんのと人の関係性理解できない私はそんな深読みできないけど…あれよあれよと外堀埋められてるのはみてる分には面白いな。
・縁あって、よろずあやかし骨董屋に再就職しました。何故か退魔にも駆り出されます。
簡潔批評:助けてくれます?陰陽師?
感想:境遇がダブル役満でエンドofエンドなの笑うしかねえわ。可哀想に……。三人称視点だけど割と寄り添った描写で地の文で世界観の説明が詳細。ただその代わりにキャラ方面の設定が薄かったりするので……元ネタから探ったほうが早そうかな?土御門っていったら昔のだし白虎も騰蛇も式神だし。主人公が神前なのも式神だからそこから持ってきたのかなぁとか考えたり。切り方は結構ぶつ切りだけど。骨董品を集めるってあたりが式神の縁の品を集めるのかも?
・使用人の幸福
簡潔批評:メイド+アサシン=エモ
感想:いやー…いいわぁこういうの。私めちゃ強い使用人って好きなんですよね。なのでもちろんこれも好きです。恩だけで動き捨てた過去を引っ張り出すってもう王道なんですよね。そしてプロの執事(広義)の方もお嬢様の為に動こうとする、つまりバディ。サラッと彼女の過去らしきものも流して背景がわかりやすい。細かい描写でどういう状況かも理解させてくる。いいっすね……
・狗の王
簡潔批評:日本の闇
感想:うぉん……この問題かぁ。実際現代日本でもかなーり問題の題材ですね。「研修生だから金少なくてもいいよね」みたいな風潮でブラック労働させられるのが多すぎる。そりゃキレるよなぁ…とか思ってたら逆襲の仕方が思ったより酷かったというか最悪では?でも描写がよくわからない点があって、父の罪は子の罪と言った後に父が見開いて子供に償わせる気かとなんかよんでると混乱してきた。よく読めばわかるけどもうすこーし表現どうにかできなかったかな…って思った。
・女奉行 伊吹千寿
簡潔批評:江戸時代の女性の扱いについて
感想:現代的な思想をそのまま江戸時代に当てはめたような作品。しかし、江戸時代に行われて(いたであろう)例を挙げてそれを取り締まらせるのは良いと思います。吉宗さんならやりかねないし、女達は団結するし。普通によくできた作品だと思いますよ。歴史の一つのIfとして見るならとてもよきよき。現実は結構…うん…アレだったからね…
投票
1: 君は輝く陰陽神
めっちゃ珍しい私と同じような捉え方してる人だったので、嬉しさとか面白さとか含めて。
2: 使用人の幸福
好きーーっ!って思った。いや普通に好き。
3: 書き出し撲滅エンジェルズ!~エタった世界を完結わらせろ!~
俺はメタ作品が大好きなんだ。でもエモには勝てなくてな…
上位はどの作品も僅差でした。加点方式で勝敗ついた感じですかねー。別会場ならランクインしてたかもっていう作品もいくつかありましたね…