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強すぎる俺が、クラスメイトに媚を売られました

「ね、ねぇムトーくん、よかったらお昼一緒にどう?」




「いやいやどけよ? ムトーは俺と飯食うんだよ!」




 入学してから一週間、どういうカラクリがすったもんだしてそうなったのかはわからねぇが、……俺はクラスで人気者になっていた。




「……オメェらよー?」




「「な、なんだい?」」




 俺を飯に誘って来た2人のクラスメイト、見た目はやたらと白くてスラっとしたモデル系だが喋ると割とひょうきんな女“シビコ”と、スポーツマン系のイケメン風で一見モテそうだがいつも教室でエロ漫画を読んでいるせいで女子から嫌われている可哀想な男“ペケジェ”。




「いや、俺なんかと飯行って楽しいのか?」




「えー、だってムトーくんって魔法もすごいしぃ」




「それにキャラがいいんだよな! 誰にも媚びてないってゆうか、芯がある感じっていうかさ?」




 俺が謙遜すると、2人は口々にそれを否定する。




 ふむ、芯があるねぇ。




 ……だからこそ、『こいつ融通がきかねぇ!』とかいって嫌われてただけになんか変な感じだ。




「ま、いいや。3人でメシ行くべ! 食堂だろ?」




「「うん!」」





卍卍卍





「ねぇ、ム〜トーぉーくん♪」




「むーとーおーくん♪」




 午後の授業は何故か大草原に連れてこられ、これまたなぜかシビコとペケジェの2人が猫撫で声で擦り寄ってくる。




「んだよテメェら、っていうかこんなとこ来て今日は何すんだ?」




 甘えた様子の2人に聞くと、得意げな応えがそれぞれ返ってくる。




「えー、そっかー、ムトーくん転校生だもんね? “戦闘実習”とか知らないよね?」




「ったくしょーがねーなぁムトーはぁ、俺がチーム組んでやっからさ?」




 やたらと胡散臭い2人に両肩を掴まれながらたじろいでいると、エバハン先生がゆっくりと前へ出る。




「えー、みなさん今日はお待ちかねの、戦闘実習です」




 それを聞いたクラスメイトは一気に皆ざわつき始める。




「あー、楽しみだなぁ」




「ふふふ、日頃の練習の成果を。 ……」




「あー、早くぶっ放してぇ」




「レアアイテムドロップしねぇかなぁ」




 なんだろう? なんか中学ん時でいうと体育のサッカーの前の男子みたいなテンション。


 


『女子にいいとこ見せんぞ!』




 みたいな気迫を感じる。




 しかし、こいつは聞くのが早いだろう。目の前にセンセーいるし。




「センセーよぉ、んでそのセントージッシューってななんなんだ?」




 俺の問いかけにエバハン先生は大袈裟に手を打って振り向くと、




「ああ! ムトーくんとケルベロスくんは初めてだったね? では説明しよう」




 そこで先生は一度大きく頷くと、張った声で続ける。




「我らが“チョッカンコール高等魔法学院”では、優秀な“魔導士”を育成することを生業としている」




 センセーの言葉に周りのクラスメイト達がうんうんと頷く。




「なので座学はもちろん、我学院では魔法実習にも力を入れ、実質的な“魔力”や魔法の“技術”を鍛えることにもぬかりはない、……しかし」




 そこで先生は一息つくと、




「攻撃魔法は戦闘用の武器である。なのに壁や草原に向かって撃っているだけでは理解できないのだ! その魔法の有用な使い方や、その場面に応じた適切な魔法の選択が」




 なるほど、つまり。




「どういうことだ? 俺、んな難しい話されてもわかんねーよ?」




 先生はそこでニヤリと笑みを浮かべる。




「そう、つまりそんな経験不足を補うために我らがチョッカンコール高等魔法学院では定期的にこうやって実しゅうおっ⁈」




 喋ってる途中で先生が叫んだから何事かと思い全員が後ろを振り返る。




「グォォ……」




 するとそこにはでっかいでっかい、赤い犬がいた。




 ピコン!




【ガルム・ファイター】




レベル:10


力:100


体力:100


素早さ:100


知力:100


精神:100


運::100


スキル:オーバーファング・ヘルファイア・オテ・マテ

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