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死んで転生したら最弱の始祖吸血鬼だった  作者: 雷月叶斗
序章ー始祖吸血鬼への転生
7/8

#6_魔法の勉強

魔法に関する説明回です。

ー内容は予告なく変更される場合がありますー

「うぅ……地理が全然わからない……」


 本と睨めっこしながら、俺はそう呟く。

 俺は魔王の宴から帰って来た後、情報が欲しくてし自分の屋敷にある書斎に入り浸っている。書斎はとても広く本棚が沢山置かれてあり、本の種類や内容でキチンと部類分けされていた。

 俺が今いるのは、この世界の地理について書かれた本が置いてある場所。そこにあるテーブルの椅子に座って、本と睨めっこしては唸っている。唸っているのは、文字が読めないとかでは無い。……純粋に、苦手なだけ。文字に関しては、勝手に日本語(読める言語)に変換されていくから読めるけど、仕組みはよく分からない。

 ……気分転換に魔法の本でも探して読もうかな。

 地理を把握するのを諦めた俺は、魔法について調べる事にした。

 俺は座っていたテーブルから立ち、椅子をテーブルに戻して、魔法関係の本が置いてある場所を探し始めた。歩いていると、本棚の左上に〈魔法〉と書かれた板が付いている場所を見つけた。近くにはテーブルと椅子もある。俺は、本棚から〈魔法学の基礎〉と書かれた本を取って、テーブルの椅子に座り読み始めた。

 本の内容をざっくりまとめると……

 まず、魔法とは、術者の想像した事を術者の魔力を想像の内容に応じ消費する事で具現化する術を指す。

 意外と仕組みは単純明快みたい。ようは何を具現化したいか想像して、自分の魔力を内容に応じて消費すると、それが具現化される……と。

 例えば、転移魔法は行きたい場所をイメージすると距離や場所に応じて魔力を消費して、行きたい場所に行くことができる。場所も消費量の対象に入っている理由として、創られた空間や入れないようになっている空間が行き先に入る場合があるからだ。まあ、座標とかでもフツーに使えるっぽいけど。

 想像を自分の魔力を消費して具現化する……それが、魔法みたい。

 んで、魔力について。これは、この世界の生命体なら必ず体内に一定量秘めている力で、一定量より先の魔力量は種族や個体によって多い少ないの傾向はあるらしい。

 そして、魔力は魔法を発動する時に消費する力で、消費量は発動する魔法の内容と発動する魔法の“魔法熟練度(レベル)”に完全依存する。

 次に、魔法の種類……と言うか、属性。

 属性は火・水・風・地・空の基本属性に、光・闇・時の三属性を足した八属性が主に使われている。

 上位属性は火炎・大海・嵐・大地・神聖・暗黒・時空の七属性。

 複合は火+風で雷鳴、水+土で自然、火+土で鍛治、水+風で氷結の四つ。他にもありそうだけど、この本にはこれしか載ってなかった。

 次は、誰でも簡単に使える魔法……生活魔法について。

 生活魔法は、利便性が高く燃費がとても良い。魔力を持っているものなら誰でも使用することができ、時間を確認できる『時計』や体の汚れを落とす『洗浄』など、便利なのに消費魔力が少ない魔法ばかりだ。

 次が、魔法熟練度(レベル)について。

 魔法熟練度は、同じ魔法を何回も使う事で少しずつ上がっていき、魔法熟練度が上がると魔法の威力が上がったり、消費魔力が少なくなったりする……らしい。と言うのも、魔法熟練度は目で見て確認できるわけではなくて、詳細はよく分かっていないそうだ。


 ……と、まあ。〈魔法学の基礎〉と言う本に書かれていた事は以上。

 基礎と言うだけあって、だいぶ丁寧に説明が書いてあった。地理の本よりもよっぽど分かり易い……。

 俺は本を閉じてテーブルの上に置き、グッと伸びをした。

 そういえば……今何時なんだろ。試しに、本に書いてあった生活魔法の『時計』を使ってみようかな……。

 俺は板に時刻が書かれているのを想像し、


「『時計』」


 と呟いた。すると、俺の目の前に横長で透明な板が現れた。板には「17:50」と書かれている。板は数秒だけ現れて、消えてしまった。

 ……これは、夕方の五時五十分って認識で良いのかな……?

 表示された時間を今俺が知っている読み方で読んで良いのかは分からないけど、とりあえず魔法は成功かな。

 俺は初めての魔法がちゃんと発動した事を嬉しく思いつつ、テーブルに置いていた本を本棚に戻す。

 まだまだ知りたい事は沢山あるし、もう暫くはここにいよーっと。


★☆★


「ねえルド、ヴァイス様がどこにいるか知らない?」

「ヴァイス様なら、宴から帰った後ずっと書斎に篭っていますよ」

「ルド、ありがとう」

「いえ、これくらいなら別に……」

「じゃあ、ヴァイス様のところ行ってくる!」

「……今は行かない方がいいのでは?」

「ずっと本と睨めっこしてたら身体が訛っちゃうよ」

「それは否定しませんが……」

「じゃあ行ってくるね〜」

「あ、ちょっと待ってくださ――行ってしまった……」

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