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3話 嫌われ者の女の子

リョウは異世界で暴れ


作者はゲーム内で暴れ


2人揃って暴れまくってます。


「ぬおおおおおおおおーーーーーッ!!!!!」


異世界生活をスタートさせた綾一改めリョウは、


……………なぜか石炭採掘のバイトをしていた。


「今日も大量だな!ほれっ、今日もボーナス付き

だからな。明日も頑張ってくれよぅ!」

と、現場監督が銀貨8枚を渡してくれた。

リョウはヘトヘトになりながらも、

「あざまーーーーーーーーーすっ!!!!!」

と90度頭を下げて礼を言った。


そして黄昏時、バイト代の銀貨3枚で

ギルド横の酒場で仕事仲間たちと飲み交わした。


そして二日酔いで吐く。。。


そしてまたバイトを頑張る。


………………………なんか違う気がする。


冒険者がバイトで生計立ててどうする。


…ということで、バイトを辞め、ショートソードを背中に背負い、防具を求めて市場へと歩き出したリョウだったが、市場に向かう途中…………


「オラァ!!さっさと立てよ役立たず!!!」


罵声が聞こえた方向を向くと、

そこには不良みたいにイカツイ男3人がこん棒で

血まみれの少女を殴りまくっていた。

しかも、こんなヤバイ状況なのに

誰一人止めようとせず、逆に

男達のやる事なす事に歓声が上がっていた。


これでもムカついたが、リョウがムカついたのは

これらだけではなかった。


殴られ続けている少女は

涙と血を大量に流しながらも、必死に男達に

謝り続けていたのだ。


何かが吹っ切れたかのように、

リョウは男達に近づいた。


そして民衆が見ているなかで彼は

3人に向かって大声で叫んだ。


「うわぁー!あんなところに

女の子ボコってる卑劣者がいるー!!!!

うっわ、しかも謝ってる人をこん棒で殴ってる奴

初めて見たんだけど(笑)

どんだけ脳筋なんだよお前らぁ!!!!

やべぇ腹痛て〜!!!!!」


リョウは3人を罵れるだけ罵った。

だって普通に怖いもん。


この罵りにイラついたのか、男達は少女から

こちらにターゲットを切り替えたようだ。


「お前、見ない顔だな。これだけ罵ったくらいだ、せいぜい楽しまs」

「うわぁー!今度は脅しにかけてきた〜!!

マジで怖いんですけどーー!!!」

「てんめぇぇっ!!!ひとのセリフを勝手に

遮るんじゃねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」


ヤベェ、ますますイラつかせちまった。

まぁ、いいか。


「おい聞いてんのかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

そう言って男達は血まみれのこん棒をこちらに

向けてきた。おそらくデュエル(1対3)だろう。


(とりあえず腕慣らしにはちょうどいいかもな)


そう思い、背中に背負ってたショートソードを

右手に取り出し、男達に向け返した。


少女はリョウに何かを伝えたがっていたが、

流血で頭が浮いていたかのように見えた。


(さっさと終わらせて治療してやらねば)


そう感じ、リョウは相手に突進するかのごとく

急スピードで接近した!


「「「 ……………………………………⁇」」」


男達は気づけば持っていたこん棒が切られていた

ことに何があったのか理解不能だった。


フ…フハハハハ…………!

これこそ、現実世界で鍛えた

RPGゲーの経験の「差」じゃああああっ!!!


※この時、リョウはRPGゲーのスキルの形で

こん棒を切ったのだ。


これに懲りたのか、3人は一目散に去っていった。


「見よ!!!

これがバーサクスラッシュじゃあ!!!!!!」


去っていった3人に向かって叫んだリョウ。


全貌を見ていた民衆も、

面白くなさげに散り散りに去っていった。



そして血まみれの少女に近づき、

「大丈夫⁇立てるか?」と声をかけた。

その少女はやや申し訳無さそうに頷いた。


「とりあえず、手当してもらわないと。」と言うと、しゃがんで少女に背中を向けた。

そしてショートソードを腰にしまうと、

「ほれ、乗りな。おぶって行くから」と言った。


少女はオロオロしてたが、お言葉に甘える感覚で

リョウの背中に乗った。


周りの目は少々心配するかのような眼差しで

見つめていたが、こっちはもっと心配だ。


肝心の少女は止血はしたものの、

極度の流血によって意識がもうろうとしていた。


ヤベェ。


ヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェ!!!!!


あかんて!マジあかんて!!!!!


ここで死なれたら一生涯殺人者として生涯終えることになるから死なないでぇーー!!!


…そう心で発狂しながら少女をおぶって走った。




…………………その後、ギルドカウンターにいるエルフのおっさんに頼んで治癒魔法をかけてもらい、少女は一命をとりとめた。


……………

……………………………

………………………………………………



「…だからさぁ、……て言ってんじゃんかよ。」

「とか言って……………とか?」


ふと、誰かの声が聞こえた。

「ん…………………」

重いまぶたを開けると、そこには

2人の男達がいた。

あのチンピラの仲間かと思ったが、

1人は私をおぶってくれた同じ歳くらいの青年で

もう1人はギルドカウンターにいるエルフ男だった

のでホッとした。


すると、青年がこちらに気づいた。


「おっ、気がついたか?危うくおっさんの魔法が

なかったら今頃あの世行きだったんだぞ。」


そう言うと青年はよっぽど安心したのか、

笑顔を浮かべてみせた。


「ところで、名はなんて言うんだ?」

と青年は私に訪ねてきた。


「……コニー………コニー・ナレイナ…………」


「コニーか、いい名だな!

俺はリョウ・イナミルスって言うんだ。

よろしくな!!!!!」


青年改めリョウは私の手を握って微笑んだ。



リョウ・イナミルスとコニー・ナレイナ…

この出会いが後の出来事を大きく変えることを2人はまだ知らない…………………

書きながら精神的ダメージを喰らいました。


…………………グハァ

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