第5話「新たな仲間」
今日はがんばった。
第5話「新たな仲間」
「そう言えばゼロ様のステータスはどのようになっているのですか?あの方を倒したのだからさぞお強いのでしょうね!」
めっちゃ期待されてるし…
「俺のステータスはそんな凄くないぞ…」
ここは謙遜しておこう。
「見たいか?」
サクラが見たいなら見せてもいいが…
「はい、ゼロ様のことをもっと知りたいですから!」
「よし!見せてやる!ただし誰にも言うなよ?」
「はい!」
ステータス見るにはどうするんだっけ……そうだ
「無魔法-鑑定-」
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ゼロ
Lv1000
職業 異世界の魔王
体力 1000000
筋力 800000
敏速 500000
知力 900000
魔力 1100000
幸運 250000
スキル
凶化
魔眼
ユニークスキル
全状態異常無効
遠距離物理攻撃無効
物理攻撃半減
即死攻撃無効
エクストラスキル
全魔法攻撃無効
超再生
威圧
神眼
唯我独尊
称号
無敗の王
絶対的支配者
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…これを見せるのか…
「-表示-」
俺がそう言うとサクラの前に俺のステータスが表示された。
「…え、と、これは…」
やっぱ引かれたかな…記憶消しとこうかな?
「す、凄いです!」
「へ?」
「やっぱり凄いです!まさか魔王様だったなんて!それにスキルも、内容はまだ分かりませんがエクストラスキルを持っているんですね!」
この反応は予想外だ。でもこんなに喜んで貰えるなら見せたかいがあったな。
「まぁこのステータスだからドラゴンごときに負けるわけないぞ」
「確かに…噂ではドラゴンの魔力は20000位だと聞いています」
え、弱くね?俺の時は200000位あったのに…
あっ、老化か。
そう言えばサクラのステータスも見ておくかな。
無魔法-鑑定-
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サクラ
Lv7
職業 奴隷
体力 30
筋力 10
敏速 50
知力 2000
魔力 780000
幸運 4000
スキル
魔力譲渡
再生
ユニークスキル
?????
加護
女神の加護
称号
元奴隷
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何元奴隷が称号って。
………あれ?
魔力78万とか、人間じゃねぇな。10万程度はあるだろうと思っていたが、まさかここまでとはな。
そうして俺とサクラは森の中を進んで行き、ようやくドラゴンの巣にたどり着いた。魔法使えば1発なんだがどうやら瞬間移動は無くなった魔法のようだ。見せるのはもう少し先にしておこう。
「ここがあいつの巣か…無駄にでけぇ」
「そ、そうですね…」
サクラの体が震えている。なんだ?武者震いか?そんなに戦闘狂だったとは…
「じゃあ進んでくか」
「は、はい!」
そして俺達は巣の中に入っていった。
「なぁ、この国無駄にデカいけどどんな国なんだ?」
「あ、はい。この国は対魔王連合国です。魔王討伐の為に王国、帝国、独立した国や人外の里などが集まって出来た国です。魔王が住むのはあちらの暗黒大陸と言われる場所です。魔王の城までは馬車を使っても1ヶ月かかると言われています」
「遠くね?」
それでは討伐に行く途中でバテてしまう。俺は別だが。
「はい、ですから魔王討伐の為に食料等を集めています。ですが1ヶ月ともなると食料等を集めたとしても荷物が多すぎますので多くの平民は不可能だと思っています」
だろうな。俺が人間だったらこんな無意味な戦いをせずにどこかへ逃げる選択肢を選ぶ。
「所詮低能な人間だな」
と、こんな話をしてる間にドラゴンの間に着いた。
「誰だ?この我の巣に侵入する命知らずは」
こいつ喋り方めっちゃ変わったなぁ。
「うっせぇさっさと死ぬか配下になるか選べ、さもなくば殺す」
「はっはっは!威勢だけはいいな。だが口だけでは我には勝てんぞ」
とりあえず鑑定しとくか。
無魔法-鑑定-
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アーマードブラックドラゴン
Lv450
体力 350000
筋力 50000
敏速 12000
知力 700000
魔力 500000
幸運 -800000
スキル
竜の息吹
再生
ユニークスキル
人化
称号
伝説龍
No.2
アーマードブラックドラゴン
暗黒龍
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おい誰だよ魔力10万とか言ったやつ。ボケてんのか。
「ぜ、ゼロ様…」
サクラも怖がってるし早めに終わらすかな。
「お前など我が息を吹きかけただけで死ぬだろう!」
絶対スキル使うぞこいつ。
「はぁ、炎魔法-黒炎-」
「なにっ!」
「おい、俺の魔力を見ろ」
「ん?貴様の魔力など……」
何故か伝説龍(笑)が固まっている。
「すみませんでした」
「いいだろう、俺は寛大だから許してやる。その代わり配下に加われ。さもなくば…」
「わ、分かりました!なので命だけは!」
素直でよろしいな。ところでサクラは…
「…どうした?そんな顔で俺を見るなよ」
「いえ、まさかドラゴンを従えてしまうとは」
魔力的にも俺が負けるはずないしスキルと称号のおかげでさらにパワーアップしてるからな。
「じゃあドラゴン連れてくのは目立つから人化しろ」
「わ、分かったよ」
ポチの体が光り、だんだんと人の姿を形作っていった。
「これでいい?ご主人」
なんだ、馴れ馴れしいな。
「いいんじゃね」
「あ、あのー…」
俺とポチが話してるとサクラが話しかけてきた。
「わ、私はゼロ様のメイドをやらせていただいております。サクラと申します。よろしくお願いします」
サクラは怯えながらもドラゴンに対して丁寧に挨拶を交わした。
「おっと、これは失礼。僕はドラゴンだよ。名前は無いよ」
名前無いのか。
「不便だし名前付けてやるよ。じゃあ黒丸で」
「早くないですか適当じゃないですか?」
黒丸が文句を言ってきた。いいじゃないかネーミングセンス皆無でも。
「いいですね!黒丸!可愛いと思います!」
サクラがそういうならそうしよう。
「これからよろしくな。黒丸」
「なんか流された気がしますけど、よろしく!」
ゼロ
Lv1000
職業 異世界の魔王
体力 1000000
筋力 800000
敏速 500000
知力 900000
魔力 1100000
幸運 250000
スキル
凶化:一時的に筋力が10倍、体力が10分の1
魔眼:相手をある程度操れる
ユニークスキル
全状態異常無効:自分に対しての状態異常無効
遠距離物理攻撃無効:弓等の遠距離から自分に対して向けられた物理攻撃無効
物理攻撃半減:自分に向けられた物理攻撃半減
即死攻撃無効:一撃で死ぬ攻撃無効
エクストラスキル
全魔法攻撃無効:自分に向けられた全魔法攻撃無効
超再生:腕を切り落とされても2秒で再生可
威圧:自分より弱い相手にしか効かない
神眼:魔眼の上位互換、相手の全てを操れる
唯我独尊:一定時間全ステータス1000倍、その後一定時間行動不能
称号
無敗の王:戦闘中自分の全ステータス10倍
絶対的支配者:戦闘中相手の全ステータス100分の1