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魔王の夢  作者: ZERO
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第3話「新たな仲間」

第3話「新たな仲間」


朝だ。野宿したせいで少し体が固まっている。早く宿に泊まりたいし、ギルドカードを取りに行こう。


俺は身支度を済ませ、冒険者ギルドへと向かった。






「あっ!おはようございます!ゼロさん!」


ギルドに行くと、シュリーが笑顔で迎えてくれた。


「…受付はシュリーしかいないのか?」


素朴な疑問を口にした。


「いきなり呼び捨てですか…」


と、苦笑した。続けてシュリーは


「まだ朝が早いのでこの時間帯はほとんど私1人ですよ」


確かに周りを見渡すと他の冒険者もいない。受付は1人で十分なわけだ。


「カードはできてるか?」


「はい!こちらがゼロさんのギルドカードになります。ご確認下さい」


と、シュリーは免許証程度の大きさのギルドカードを出してきた。


「ここにはゼロさんの名前とランク、更に依頼の履歴が記録されます。また、依頼達成時にはギルドカードを提示して下さい」


「わかった。で、早速稼げる依頼が欲しいんだが」


俺がそう言うと、シュリーはカウンターの下から紙の束をドンッとカウンターの上に置いて、


「そうですねー…これなんかどうです?」


と、俺に一枚の紙を見せてきた。


「龍の巣の調査…か」


「そうです。依頼のランクはDですね」


「Eランクの俺には厳しくないか?」


「いえ、調査ですので遠くから龍がどのような行動をしているかを調べて報告するだけですので、初心者にオススメなんです。報酬は銀貨40枚ほどです」


銀貨40枚は日本円に換算すると約4万円。つまり銀貨一枚で1000円ほどだ。

銅貨は一枚約100円、金貨は1枚で10万円。


「ちなみに龍と戦闘にはなるか?」


「いえいえ、流石にそれは無いですが、調査中に魔物等に襲われる可能性があります。そのこともあり、ランクがDになっています」


「なるほど。わかった、その依頼を受ける。今から行った方がいいか?」


「はい。お昼を過ぎた辺りまで観察してその様子を報告してくださいね。場所は魔の森ですけど、地図はいります?」


「いや、いい」


俺は千里眼が使えるし、索敵も多少はできる。地図が無くても道のりは分かる。


そして俺はギルドを出て、王都の外の「魔の森」へと向かった。







それにしても龍か…魔王軍にも白銀の鱗が目立つ龍がいたっけな。確かユズリハという名だったような…


森を歩きながらそんな事を考えていると、


「早速魔物のおでましか」


俺の前にはゴブリンが3匹現れた。ゴブリンは群れでなければ手こずることはないが、多いとマジでめんどくさい。俺は「索敵」を使い周囲を確認した。ゴブリンの巣らしきものはあるが、中には何もいない。どうやら群れではないらしい。


「《炎魔法-火球(ファイア・ボール)》」


俺は魔法を使い、ゴブリン3匹を全て燃やした。


「さて、龍の巣は…あそこか」


大体ここから10km程度だが、もう少し近づいてみるか。


そう思い俺は龍の巣まで1kmまでのところまで来た。


巣には赤い鱗が目立つ、大きな龍がいた。ユズリハには及ばないがまぁまぁ綺麗だな。


そのまま俺は昼まで龍を見ていたのだが、


「あの龍…ずっと寝てるじゃねぇか」


食事もしていないし、身体を動かしているところを見ていない。


「もう死んでるんじゃないか?」


俺は近づいて龍に触れてみようと思った。






「近くで見ると更にデケェ…」


俺はその龍の大きさに少し驚きながらも龍の身体に手を触れてみた。


「…貴様、人間カ」


…なんか喋ったんだが。


「そうだが?」


だが俺は動じない。ユズリハも喋れたしな。


その龍は身体を起こし、


「ナゼ我ノ縄張リニ入ッタ」


と言った。


何故って言われても、調査に来たとしか…そもそもどこからどこまでが縄張りだよ線引いとけよ。


「冒険者ギルドの依頼でお前の調査をしていた。で、お前を見ていたら全く動いていなかったから確認に来たんだ」


「…ソウカ、ナラバ早ク出テイケ。我ハ死ニハシナイ」


その龍はまた身体を倒し、目を閉じた。


弱っているのかと思い、その龍を鑑定してみると、


「これは…呪いか…」


時間が経つにつれ衰弱していく呪いだ。しかも結構な魔力が込められている。この龍もそう長くは無いだろう。


「キサマ、我ヲ鑑定シタノカ」


その龍はまた目を開け、俺に話しかける。


「そうだ。この呪いは誰にかけられたんだ?」


「…フッ。キサマニ言ッタトコロデ何ニナルト言ウノダ」


俺なら解けるんだがな。これからのことも考えて、乗り物を確保しておくのも悪くないだろう。


「俺が、その呪いを解いてやる」


「フハハハハハハハ!キサマニコノ呪イが解ケルダト⁉︎笑ワセルナ‼︎我ガドレダケノ年月ヲカケテコノ呪イヲ解コウトシタト思ッテイル‼︎」


その龍は激怒し、魔力を放出させ、森全体を黒い魔力で覆ってしまった。


「じゃあ、もしその呪いが解けたら俺の仲間になってくれよ。乗り物として使ってやるから」


「…フン、好キニスルガイイ」


俺はその龍に触れた。魔力をどれぐらい込めればいいかわからないが、まぁ多い分にはいいだろう。


「《光魔法-浄化(ピュリフィケイション)》」


その魔法は龍を中心に森全体を光で覆い、やがて消えた。


「オオ…‼︎身体ガ軽イ‼︎」


「だろ?じゃあついて来てもらうぞ」


「…ワカッタ。少し待て」


そう言い、その龍は人の形をしたものに変化した。


「これなら人間の街にも入れるだろう!」


「すげぇな。そうだ、自己紹介しよう。俺はゼロだ。お前の名前はなんだ」


「我はアスタだ。これからよろしく頼む」


よし。これでこれからは無駄な魔力を使わずに移動ができる。




アスタ

Lv784 古代龍

体力 942000

筋力 773000

敏速 703000

知力 560000

魔力 608000

幸運 450000


スキル

人化

硬化


ユニークスキル

自然治癒

状態異常耐性


エクストラスキル

限界突破

未来予知


称号

追放されし者


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