鬼断ち一章
鬼断ち一章
一話 ~初めまして~
ここは大きな館の庭
僕の名前はダルシアン・リファード
悪魔だよ〜
松刄くんもヨネツメくんも死んじゃったWW
でも魔将貴族はまだまだいるだな~
〈僕〉「ねぇ師匠、次は誰が殺られると思う?」
〈i〉「私じゃないことは確かですね」
この方はシャトル・i、
僕の師匠でーす、
自己紹介中
ピエロがやって来た
〈リネ〉「やぁ、これはこれは
紫魔ではなーいーか、
戻って来たんだねえー」
この変人はリネロ・マラカント
僕はこの人に紫魔と呼ばれてるんだ〜
といっても、この人が紫魔って言うから
みんな僕の事を紫魔って
呼ぶようになったんだなぁ、、、、
リネロくんに変な魔法を掛けられてから
目の下に細長の逆三角形ができたんだよ
師匠からは他人に特徴を見せるなと
言われてるから仮面を被ってるけど
これも一種の特徴だよね〜〜
その時に
一部の壁が燃え上がる
あちゃー、、、
二話 ~注告~
その燃え上がった壁から
人、いや死神が出てくる
〈⁇〉「久しぶりだな、
人間界で鬼らしき小動物が確認され
ニュースになってる
おめぇがやったんだよなぁ
紫魔ことダルシアンさんよ」
〈僕〉「あ、あはは
せ、せーかい〜
朱雨【しゅう】くんも忙しいね〜」
〈i〉「すみません、私の弟子が、
今後この様な事が無いよう
お灸を添えます。
ダルシアンも謝りなさい」
〈僕〉「ご、ごめんなさーい」
〈朱雨〉「このやろおぉ
赫【カク】、こいつらを殺すぞ」
朱雨は壁に張り付く炎の中から
赤い鎌を取り出す
これは戦闘開始かな〜
三話 ~炎の死神~
僕は宙に手をかざし、その空間から
ハルバードを取り出したよ
〈朱雨〉「そっちがその気かぁ
いいぞ、ぶった斬る」
朱雨は思いっきり踏み込み
一気に接近する
そして鎌を縦に振る
朱雨はだんとつに速い
僕はハルバードで
振り下ろされた鎌の軌道をそらし
避ける、
その反動を利用して
後ろに回り込むが
朱雨は鎌を引き回転して攻撃
僕は紙一重で跳んで避ける
そのまま重力と共にハルバードを立てに振るう
その瞬間 朱雨は炎とかし、消える
そして僕の背後のスペースが燃え上がる
そこから朱雨が出てくる
〈朱雨〉「死ね!!」
朱雨は斜めに鎌を振り下ろす
〈i〉「そこまでです」
朱雨は凍りつく様な衝動にかられる
僕は朱雨に向かってニタリと笑みを浮かべる
〈朱雨〉「クソッ」
赫《鎌》と朱雨は炎となり消えた
四話 ~裏~
その後、僕と師匠でチェスをする
〈i〉「まったく、面汚しもいい加減にしてください
あれ程人間界に鬼を召喚するなと言ったでしょう」
キングの周りがガラ空きだ
〈僕〉「ごめーん ンフフ
チェック」
でも、死神側に
僕たちは仕込みを入れてるんだ〜
まぁ、この事を知ってるの人は
限られてくるけどね〜〜
〈i〉「物事を軽視しすぎです
チェック」
〈僕〉「って、えー、
ルークとキングが入れ替わるなんてルール
知らないよ、それとさっきの戦いは
もうちょっと早く止めてくれれば
よかったのになぁ〜」
とにかくキングを動かそう
僕はキングを斜め上に動かした
〈i〉「チェックメイトです」
僕のキングは師匠のナイトにやられた
ナイトの存在、完全に忘れてたな〜
〈i〉「チェスが上達したら貴方の
ワープの技も有効活用できるでしょう」
五話 ~ 探り~
〈リネ〉「おやぁ、プフフ
いーま、あの世界に
若い若いぼーっちゃんが
入ってきたよぉプフフフ」
〈僕〉「ンフフ
それってもしかしてー
ンフフ、最近さー、
機械いじるのが、楽しくてさ〜
自動販売機ってやつを
改造したんだ〜」
〈リネ〉「ひょとしてー
ひょとしてひょとしてひょとしてー
盗聴機とか入ってんじゃないのー」
〈僕〉「ンフ、さぁ、何が入ってるかなぁ」
とりあえず僕は盗聴入りでドリンクの入ってない
自動販売機を街の大通りに設置したよ
他にも何個かね
〈リネ〉「僕ちんは
自動販売機とやらをー
見張っとこっ
ぁーあ、早速人がきたよぉよぉよぉ」
〈僕〉「多分、龍凪ちゃんかな」
そろそろあの子が来るかな~
六話 ~有名な死神~
僕は庭の開けた場所のベンチに座った
そしてそこの開けた場所にヘリコプターが着陸する
ヘリコプターのドアがゆっくりと開く
〈僕〉「やぁ、久しぶりだね〜
ヴェルリー・ファルグレイちゃん」
中からはオレンジ色の髪の一人が出てきた
〈ヴェ〉「よう、リファード
俺の弟はどうした」
〈僕〉「スパイ中。あの子頑張ってるっぽいよ~」
〈ヴェ〉「そーかい、っで君は、この館に残ってると、」
〈僕〉「まぁ鬼の管理とか街の管理とか、
いろいろあるからね〜」
この子は僕たちと同じ魔将貴族だよ~
〈僕〉「君たちは死神に
見つかんないようにやってるー?」
〈ヴェ〉「あぁ、でもヘリで来たから
気をつけた方がいいかもなっ」
その時、空が曇り、雨が降ってきた
〈僕〉「ねぇ、」
〈ヴェ〉「あぁ、言ったそばからだ」
庭に雷が落ちる、
そこから
ベルトがいっぱい付いてるコートを着た
くしゃくしゃ白髪で
腰に赤いレイピアをぶらさげた死神が現れた
その死神は海賊が吸ってそうな
黒煙草をペン回しのようにクルクルと回しながら
近いてきた
〈僕〉「アレって神話に登場する死神だよね〜」
表向きはそう軽く流したものの
心臓は破裂しそうな程脈をうっている
七話 ~生き残れ~
〈ヴェ〉「リファード、お前よく平気でいられるな」
〈?〉「よお貴族諸君、俺の名は
ドライド・レッド・パイソン、
死神だ、それじゃぁ、殺す」
ドライドは黒煙草を口に加え火をつける
そして、ゆっくりとレイピアを抜く
〈ヴェ〉「逃げるぞっ!」
〈僕〉「どこに」
〈ヴェ〉「あの赤蛇に立ち向かうってかよ」
僕はドライドの間合いにわざと鬼を召喚する
ドライドが持ってるのは鎌じゃないレイピアだ
この硬い鬼なら時間は稼げる
ドライドは鬼を斬った
鬼は灰になる
〈僕〉「どうして?、アレは明らかに鎌じゃない」
〈ヴェ〉「アレは間違いなく死神の鎌、
上位の死神の鎌は、鎌の形をしてなくても
死神の鎌と同じ効果を兼ねそろえてる」
〈ドラ〉「ご名答」
〈ヴェ〉「ック、ソルト、出番だ」
ヴェルリーは空に手をかざす
すると鎌が出てきた
〈ドラ〉「なんだ、お前は鎌を使うのか、
死神の免許を取ってれば
ここで死ぬ事はなかったのになぁ」
ドライドはヴェルリーを狙うはず
僕はヴェルリーを僕の後ろにワープっさせた
そして相手はヴェルリーの間合いに踏み込むはず
その時ヴェルリーをワープさせ振り向きざまに
ハルバードを振るう
だがワープさせる前にもうすでに
八話 ~性質~
だがワープさせる前にもうすでに
ドライドはヴェルリーにレイピアを振りかざしてた
その時レイピアは眩しく光り
レイピアは消えた、そしていつの間にか
師匠がヘリコプターの前に立っていた
その横に見慣れない金髪の女性が立っている
〈i〉「私、悪魔に好かれる体質でして」
〈ドラ〉「シャーニア、何をしている
俺がいつ人型になっていいと言った
レイピアに戻れ」
ドライドがそう言うと女性は消えレイピアが
地面に刺さってる
それを師匠が抜いて手に取り呟いた
〈i〉「この剣は綺麗な赤色をしている
この剣をかえす代わりに今回はお引き取り願いたい」
〈ドラ〉「、、、、分かった」
レイピアはドライドの手元に吸い込まれる様に
飛んで行った
ドライドに雷が当たりそして消える
九話 ~前世~
〈ヴェ〉「どうやら赤蛇も武器なしじゃ不利って事か」
〈i〉「あの赤蛇の由来は赤いレイピアの
剣さばきが速すぎて、そのレイピアが蛇に見えるからですよ」
〈僕〉「流石師匠、なんでも知ってるね~
知ってる、、、、、、」
僕は昔の事を思い出したよ
小学校の頃、初めて理解の授業を受けた時
アサガオの観察をしたんだ~
なぜ植物に葉っぱとゆう物が付いてるのが
不思議だった、
でもその授業で植物の葉は呼吸をしたり
光合成をしたりするために葉が付いてると
分かったんだ、
それを知った時、植物は生き物だと分かったよ
それから理解の楽しみを知る
そこから様々な事を調べ理解にはまり
科学などにはまったんだ
小学校を卒業する頃、高校生レベルの知識を掴んでいた
ただ小学校生活全てに学習を敷き詰めたため
友達はどんどん消えていったんだ
いつしか消えってった友達を
知識で埋める様になってた
十話 ~欠落そして、、、~
中学校もひたすら勉強に費やした
そして段々生物の温もりを忘れていったよ
物事を知り過ぎたせいで
人を人と見れなくなっていた
人とあまり接しないから
感情が薄れていった
人は人を愛するのは当たり前
でも機械的思考、冷酷な人間になった僕は
親から愛されなくなる
そこで計算が狂う、
親は子を愛するのは当たり前、でも
僕は愛されない、、、
僕はマンションの屋上で星を見ながら
ひたすら間違いを探していた
〈僕〉「何処で計算ミスしたのかな~」
〈?〉「知りたいか?人間」
ふと横を見ると幼女がいた
その幼女は宙に浮いていたんだ
物理法則を無視しているよ
〈?〉「残念だがこの世界にお前を愛するやつは
居ないぞ」
〈僕〉「だろうね」
〈?〉「こっちの世界に来ないか?
来たいなら飛び下りろ」
この子はいったい何を言ってる
でも知りたいな、
この子の世界を~
〈僕〉「いいよ」
僕は一歩ずつビルの端へ
そして、、、、、、
気づくと、、、、
二章へ続く