6話 別れ、そして出会い 1
この話が未完のまま出てしまいました。
すいません。
一週間というのも早いもので、もう最終日になってしまう。
ベッドに入りつつそんなにことを思っていた。
「明日は思う存分楽しもう。」
私はこの街を明日の昼には出るのだ。楽しんでも罪はないだろう。そう決心した後、私の意識はベッドに吸われていった。
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翌朝。
天気は快晴。雲の一つもない晴れ間が広がっている。空気は若干冷たくて朝だということを私に教えてくれる。
起きた後、私は女将に昼まで買物をしてそれから出ることを伝え、街の人ごみめがけ走っていった。
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10分後、私は街の中心で困っていた。
どこから聞きつけたかわからないが、街の独身男性たちから告白されまくっているのである。
私は逃げた。正直に言うと、めんどくさかったのだ。
気づけば何時ぞやの路地裏に来ている。
「ねえ、君。ちょっと一緒に…あ、姐御じゃあないですか。」
これまた何時ぞやの下男1であった。
「どうしたんです、姐御。こんなとこにくるなんて。」
しょうがないから私は
「独り身の奴らに告白されまくってるから、逃げてきた。」と答えてやった。
「そりゃあ大変ですねぇ。そういや、姐御。俺、やりましたよ!」
「?何を?」
「いや〜、姐御の凄さをこの街の全員に教えてやったんですよ!」と照れたようにしている。
ショックで思わず両手を地についてしまい、「…あれ?姐御どうしたんですか?気分でもわるいんですか?」
と言われてしまった。
とりあえずイラついたので、
「永凍華!!」と魔道を発動し凍らせておいた。
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「なんですか、姐御。ひどいじゃないですか!」
「何がひどいですか。あと、姐御はやめてください。」と魔力を手に込めつついい、止めさせた後、下男1|(ベンという名前らしい)と別れ、薬品屋や武器屋を見て周り、私はあるところへ向かった。
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「やあ、この街を出るんだってな。」
と魔道士クランマスターが言う。
「ええ、お世話になりました。あの受付嬢の方は大丈夫ですか?」
あの受付嬢とは勿論あの漏らした受付嬢である。
「ん、ああ、彼女か。3日ぐらい引き摺っていたが、今は元気に働いているぞ。呼ぶか?」
「いえ、いいです。また思い出させて、ここに迷惑をかける訳にはいけませんから。」
「そうか、で、次はどこの街に行くんだ?」
「次ですか?次はルーブスの街に行く予定ですね。」
ルーブスの街とはここから歩いて3日の距離にある街である。漁業が盛んな港町でもある。
「では、紹介状を書いておこう。これをルーブス魔道士クランマスターに渡すといいぞ。」と紹介状をささっと書いたマスターは私にそれを渡しつつ言った。
「ありがとうございます!この街にはまたいつか絶対来ますね。」
「ああ、私たちはいつ来ても歓迎するぞ。それではな。」
「ええ、また。」
そう言い魔道士クランを出た。
“永凍華”
氷属性中級魔道。氷の花びらが敵を瞬時に凍らせる。
至らぬ点や誤字などがあったら是非ゆるーく教えてください。
宜しくお願いします。