42話 レヴィア王国の会議
大変遅れました!すいません(汗)
「では、これより第1回レヴィア王国定期会議を始めます。」
私は始まりの挨拶をする。
がしかし、実際ここにいるのはいつもの3人であるので、あまり意味は無いのだが。
「今回の議題は文官と武官の補填についてです。」
先日、国務大臣兼執政官を任せたレティが私に続く。
執政官というのは私が勝手につけた称号だ。
政治とかめんどくさいしね。
「では早速…進めていきますわね」
レティの声に皆が頷く。
「まず、武官の採用についてどのような形がいいと思いますの?」
「城下町で募集したらどう?」
「それでは玉石混交してしまいますわ、ミラ。フィーネは何かあるかしら?」
「んー、騎士団みたいなものを作るというのはどうです?」
「そこからどうするの?」
「うーん…どうしましょうね?」
「ならさ、闘技大会を開いてその優勝者を騎士団長兼武官にしたらどう?」
皆が唸る。
その沈黙を破ったのはレティだった。
「…それはいいかもね。皆はどうかしら?」
「私は賛成ですっ!」
「私もです」
「では、武官のことは闘技大会を開くという形で決定するわよ。次は文官についてね。何かあるかしら?」
「…先の例に従うなら判断力の試練のようなものを課せば良いのではないですか?」
フィーネが言う。
「つまりはテストをするということですね」
「テスト?」
…あ。この世界は学校も無ければテストも無いんだった…
「あーえっと、学問的な試験のことをテストって言うと放浪の賢人に教わったのです」
「なるほどね、まぁそのテスト?を開くということでいいわね?反対の人はいるかしら?…いないわね。」
レティは私たちの沈黙を是と見なして話を進める。
「以上で本日の会議を終了するわ!」
そうして、私の国の首脳陣による初会議は平穏に幕を閉じた。
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