39話 部屋割り
前回のあらすじ
建国宣言した!これは私の国!
「おぉー、広いよここ!」
ミラが嬉しそうに声を上げる。
私たちは領主の館に来ていた。
まあ、私のと言うよりは私たちのだが。
そして、分かるだろうがここはミラの部屋である。
「レーヴァ、レーヴァ!このベットふわふわだよ!」
ミラは今もベットでトランポリンのようなことをしている。
まるではしゃぐ子どものようだ。
とても微笑ましい。
「じゃあ次の部屋に行きますね、また後で」
「うん、夜ご飯のときには食堂に行くから~」
次はレティの部屋だ。
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ミラの部屋の左隣の部屋に来た。
ここはレティの部屋だ。
「ここの壁が黒なのはいいわね!とてもシックでカッコイイわ!」
「そうですか!これは張り替えた甲斐がありますよ…」
ここは元々白い壁だったのだが、レティには黒が合うだろうと思い急ピッチで張り替えて貰ったのだ。
因みに天蓋付きベットやソファーも黒色なので統一感の出た部屋となっている。
「まるで私のために作られたような部屋ね、ここ」
「そうですか…?」
「ええ、ありがとうレーヴァ」
「!…いえ、全然気にしなくていいんでしゅ?!よ!」
レティはありがとうと言うと同時に安心したような愛らしい笑みを浮かべた。
私は思わず見蕩れてしまい、舌を噛んでしまった…
「それでは、フィーネの部屋に行ってきますね」
「ええ、もうすぐ夜ご飯かしら?」
「はい。ですから先に食堂へ行っていて下さいね」
「分かったわ!(ニコリ)」
「ケホッガハッ…!!」
「大丈夫ですの?」
「ああ、大丈夫ですよ…」
「なら良かった、先に向かってますわね」
「はい…」
こいつ強い…!!?
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