38話 真の魔王
すいません(汗)
遅れました!
私は今、リヴァイアサン領とマモン領の間にある未保護地域に来ている。
ここは私が“熄滅”の魔王になって領有した2つの土地の内の片方で、もう片方は地図で見るところのサタン領とアスモデウス領の下にある土地だ。
そして、私はここに領民への挨拶に来ていた。
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「なんというか…ここはのどかなところですね、とてもいい感じです」
「ありがとうございます、領主様。このような辺鄙な場所ですが、これからもよろしくお願い致します。」
私は近隣の村の村長と村役場のような場所で話す。
村長は物腰の柔らかな老紳士だったのでとても話しやすかった。
私は目的地へ進む。
行くうちに商店街に着く。
こちらが微笑めばあちらも笑って手を振る。
子どもは「りょうしゅさまー!」と言いながら駆け寄って来る。
私は更に進む…
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一旦村長とも別れ、私はある場所についた。
そこにミラ、レティ、フィーネが待っていた。
「ほら、行くよ!」
「行きますわよ!」
「主様、ごーごー!」
1人は、寄り添う恋人のように
1人は、麗しの貴人のように
1人は、忠誠の騎士のように
バルコニーのような所に誘う。
そして、私は外に出る。
下には歓声を上げる民衆がいる。
村長、果物屋の女将、手を振ってくれた子どもたち─
彼らに向かって私は言い放つ。
「こんにちは、私は新たにここ、“フォルカス領”領主となったレーヴァ・ヘイム・ラーフです。
私は民の意の元に動くことを誓い、
…私、レーヴァはここに“レヴィア王国”を建てることを宣言します!」
私は更に沸き起こる歓声の中、真の魔王となったのだった。
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