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熄滅の魔女列伝《ルージエ・フレーマ・ドラコ》  作者: 咎鵺
─3章 金銀蒼の麗光─
38/53

34話 神格

遅れました!すいません。


前回のあらすじ

私、神になる。


「【焔神フレーマ・デウス顕現エクスシステンス】!!!」


神の名の付く戦技スキル

反動で死ぬかもしれない。

しかし発動しない訳にはいかなかった。

それ以外に切札が無いのだから…


そう思い、これから起こるであろう予想できない事態に備え目を瞑る。


───────────────────────────


・・・。


・・・・・・。


・・・・暖かい。

何処からか熱が湧いてくる。

普通ならば眠気を誘う暖かさが何故か今、その熱は私の意識を研ぎ澄まさせている。


そしてゆっくりと目を開ける。


そこは先程と変わらない岩屋の中。


しかし、そこには変わったところがあった。

邪竜は青ざめ、後退し、隅の方にいた。

ミラとレティは目を瞠っていた。


何かがおかしい。


困ったなぁ、と頭を掻こうとする。

が、指は頭ではない硬質なものに当たる。

しかも腕を見ると先程まで来ていた服の袖ではなく、炎で出来た袖があった。


私は急ぎ水属性最下級魔道を発動し、水たまりを作る。


鏡面のようになった水たまりを見ると、私は炎でできた羽衣を着、金の冠を被り、目には炎を纏っていた。心做しか髪の先端からも炎が出ている。


それだけではない。

力も湧いてくる。勿論魔力マナもだ。


「…なに、これ?」

レティが掠れた声で言う。


水分が取られているのだろう。

私は彼女らを守る為、水属性上級魔道【水室ウォータードーム】を唱えようとする。

しかし、それは手をかざした途端に発動したのだ。


驚きだ。


───────────────────────────


彼女らの回復もした後、私は振り向くと黒い鱗の龍が目の端に入った。

その瞬間、途轍もない怒りを感じた。


それは山の噴火のような。


それは太陽のコロナのような。


そんなものであった。


そして私はその怒りを乗せ、言の葉を紡ぎ始める。


─────────────────────────


我が身を穢せし悪の者よ


我に楯突くその無礼、赦すまじ


我が熄滅の焔を以て断罪しよう


其の焔は万物を燃やし、万物を溶かす


其の焔は我が騎士を奮い立て、臣民を癒す


この焔は裁きの鉄槌である


浄化の怒槌いかづちである


汝の骨身まで溶かし尽くしてやろう


これは我が憤怒である


熄滅の魔杖の焔レーヴァテイン】!!!!


─────────────────────────


私の魔道は白い焔・・・を吐いて邪竜を呑み込み、灰まで残さなかった。




至らぬ点や誤字などがあったら是非ゆるーく教えてください。感想などを送って頂ければ僥倖です!

宜しくお願いします。

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