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泡沫の恋  作者: 憂憂(ゆうゆ)
1/7

プロローグ

※主な登場人物はVOCALOID(初音ミク、MAYU、鏡音リン,レン、GUMI、KAITO、MEIKO、神威がくぽ、巡音ルカ)をモチーフにしています。


X月XX日 2年4組教室 ー放課後ー





誰もいない、夕陽が照りつく教室。

また一つ、泡が消えた。

それはほんの数分前の話。_____







男子「ずっと好きでした!!………ぼ、僕と…、

……付き合ってください!!」


「………ぁっ…。」


男子「だ…めです…か…?」


「………ぃやっ、その……ご…めんなさい…」


男子「…ハァ…ハハハ、そうですか!急にすみませんでした!

それでは、…また!」



彼は自嘲気味に振る舞っていたが、その姿は確かに震えていた。

どれだけ勇気を出しただろう。

どれだけイメージトレーニングをしただろう。

そして、どれだけ私にフラれるかもしれないという、

未知のリスクに怯えていたんだろう。

それほどのことを、私なんかがわかるはずもなかった。



どうすれば私と彼との関係を、数刻前までに戻せるのか。

否、できるわけない。

人間関係なんて、泡のように少しの干渉で、

儚く露となりゆくものだ。

去り行く黄昏色の彼の背中には既に、

私との見えない距離ができていた。



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