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こわーい副部長のお説教
「オ、オレ陸上部が有るんで……」
片倉くんは逃げ出そうとするものの一筋縄ではいかない。
「………あのね、この学校が部活の掛け持ちOKだってんのは私も知ってるよ?」
穂香は冷静に走り去ろうとした片倉くんの背中に声をかける。その声は私でさえもゾッとするようななにかを含んでいて正直いって怖い。
「だけど……小説作成部はねぇ……兼部、イケないのよ。」
それは私もはじめて知った。←
ただ、穂香の声には云々言えない迫力と言う何かが会った。
「は………!?そんなん聞いてねぇ……!!」
片倉くんはまだしも逃げようとしながらも確かに動揺の色を浮かべている。
「……………………………さぁさぁ、強制連行の時間だね((ニタァ」