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【小説作成部】の部室にて

「はよーございまーす」

穂香と一緒に登校し共にこの部室のドアを開ける。

【小説作成部】

そんな名前は何世代か前の先輩方が付けた名誉ある名前だとか。

出席簿に名前を記入しようとしたところであることに気が付く。

「穂香ふくぶちょー。これで片倉くん2ヶ月連続で来てませんよー。」

えー、そんなんいいよー、なんて軽く聞き流す穂香だがこれは重大なことだと私は思う。

「先輩、おはようございますのおが抜けてます。」

後輩の美世ちゃんの声が以外と大きな部室の一角から聞こえる。

「ミーちゃん、相変わらず早いねぇー。」

少し気だるそうに穂香はそう言うと自分専用の椅子に腰かける。

「ふくぶちょー。これでうちの部人数6人になりましたねー。」

「6………人……………!?」

気付くのがおせーよ、なんて思ってみたりもする





「おい、片倉ぁ。面貸せや」

お巡りさん、お巡りさん。ここに恐喝に手を染めた女子高生がいます。俗に言う一人芝居とやらを繰り広げながらも穂香に付いていく。

「片倉くん、私はあんたが部活サボるような野郎だって思ってなかったんだけどな。」

定番の体育館裏で片倉くんを見下す穂香はまるで気高き女王様のよう。

「副部長、オレ退部届出し忘れちゃったみたいなんスよ。」

それに対抗するかのように片倉くんも冷笑を含めながらそう返す。

「しょーがないね。そこまで言うならさぁ……部長に会いに行こっか。」

余裕ぶった穂香の目に、片倉くんは一瞬で怯えたような顔に変わった___

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