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 大きな神社のそばの小さな社。

老婆と幼稚園に通う女の子がお参りしてた。

カラカラン

「500円もいれて、何をお祈りしたの」

「おばあちゃんの風邪を直してくださいって頼んだの。なかなか直らないでしょ」

「ありがとうねぇ」


 その夜、女の子は風邪で高熱を出したが、老婆の風邪はすっかりよくなった。


 一週間後、老婆は一人でお礼に訪れた。

「神様、取り替えていただいて本当にありがとうございました」

今朝老婆は医師に癌だと告知された。

幼児が良くかかり、老人には珍しい。

ただ年寄りのこと、進行が遅いので放置しておいて良いと言われた。


 幼稚園では女の子が元気に遊び、病院ではなぜか悪性腫瘍が消えた診断結果を見て医者が首をかしげた。



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