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20 雪姫のドキドキ初デート

今回は雪姫のデート回です。昴とのデートは上手くいくのか?それ以外の二人はどうするのか?


それは本文にて。ではどうぞ。

ある金曜日の放課後。いつもなら昴と共にいるはずの雪姫は一人商店街を歩いていた。目的は・・・たった一つ。



「あらあら雪ちゃん。今日もお豆腐かい?」

「・・・うん。おばちゃんのお豆腐おいしいから」



商店街行きつけの豆腐屋に足を運んでいた。実は、雪姫はこの豆腐屋の常連で、自分自身に暇がある時、必ずと言っていいほどここに来ていた。



「今日もお豆腐4丁でいいかい?」

「3丁でいいのに・・・」

「いいのいいの、おばちゃんからのプレゼントだよ。あぁ、雪ちゃん福引きやらない?」

「福引き?」



豆腐を受け取りお金を渡した時、豆腐屋のおばちゃんから福引券を何枚か貰った雪姫。



「ほらあそこ。今日までなんだけど福引きやってるの。特賞まであるんだけど、特賞はなんと四明後日開園の巨大遊園地のプレミアム優待チケット!」

「優待・・・チケット・・・!?」

「ほら、雪ちゃん好きな子いるんでしょ?だったらその子誘ってさ、思いっきりどーんと告白しちゃいなさい」

「・・・う、うん!ありがとおばちゃん!」



豆腐屋のおばちゃんに見送られ、雪姫は福引き会場に足を向けた。












































夜、氷剣家のリビングにて。



「・・・はい氷剣ですけど・・・雪姫?どうしたんだこんな夜遅くに?」

〈・・・あ、あの、ね?こ、今度の日曜・・・空いて、る?〉



昴が出た電話の相手は、雪姫だった。いつもの雪姫にしては言葉がたどたどしいため、少し疑問に思う昴。



「日曜・・・空いてるっちゃあ空いてるが・・・どうした?」

〈そ、その、ね?今日、福引きやったら・・・特賞当たって・・・〉

「へぇ、特賞か。すげぇな」

〈そ、それで、ね?特賞が明後日オープンする遊園地のプレミアム優待チケットなの〉

「・・・なるほど、一緒に行ってほしいと?」

〈そ、そう、なるの。だ、ダメ・・・かな・・・?〉



電話越しで分からないが、なんとなく上目遣いになっていると思った昴。よくよく思うが断る理由がないため、快諾することにした。



「別にダメってわけねぇだろ。いいぜ、明後日・・・白鷺駅で待ち合わせか?」

〈わ、私がスバルのうち行くからいい!!〉



突然声を荒げた雪姫。そんな彼女に押される形で明後日は氷剣家に雪姫が来ることになった。









































「お兄ちゃん、雪姫さん来たよ」

「早ぇな・・・」



朝8時。瑞佳に呼ばれた昴は、いつも通り玄関へと向かった。そこには・・・



「に、似合う・・・かな・・・?」



真っ白なワンピースを身にまとった雪姫がいた。



「・・・お、おお、似合う、と思うぞ・・・?」

「・・・嬉しい・・・」



そのまま自然な流れで抱きついた雪姫。若干昴が体勢を崩すが、どうにか持ちこたえていた。



「と、とにかく、行ってくる」

「うん、行ってらっしゃい。楽しんできてね」



瑞佳に見送られ、昴と雪姫は歩き出した。










































「・・・」

「・・・デート、ですわね・・・」



2人を陰から見ていたのは愛理とナティアだった。昨日から雪姫の様子がおかしい、ということで尾行してみたら案の定、という流れ。



「・・・追いかけよっか」

「ですわね」



愛理とナティアは2人の後を追うことにした。











































「・・・着いたな」

「遊園地・・・♪2人っきりで観覧車・・・♪」



ギュッと昴の腕を抱きしめる雪姫。昴は軽くどうでも良さ気な雰囲気だった。・・・が、入っていった。その後ろでは・・・



「・・・ここ、明日開園の遊園地・・・」

「・・・ふふっ、こんなこともあろうかと・・・」



ナティアは愛理にチケットを見せた。そのチケットは・・・



「ゆ、優待チケット!?」

「そうですわ、昨日・・・すー君を誘ったのに振られましたの・・・くすん・・・」

「ま、まさかすでにその時雪姫が誘ってたの・・・!?」



慌てる2人だが・・・行動は強かだった。



「昴と雪姫、ジェットコースターの方に行ったね」

「すー君・・・ジェットコースターは大丈夫ですの?」

「昴ってむしろそういうのが好きだから・・・」



ちょっと他愛のない話をしていたら。



「乗りましたわ!私たちも乗りますわよ!」

「えっ、ええっ!?乗るの!?」

「そうですわ!そうしないと・・・ジェットコースター上で雪姫が何をやるのか分からないままですの!」

「あーうー・・・」



嫌がる愛理を無理に引っ張って、同じジェットコースターに乗りこむナティア。そして・・・発進した。










































「なかなか面白かったな」

「こ、怖かった・・・」



けらけらと笑う昴に対し、足が笑ってしまっている雪姫。調子に乗ってしまったが故にこんなになってしまったのはご愛嬌。



「さ―て次は・・・お化け屋敷でも行くか?」

「・・・今度は頑張るもん」



雪姫は改めて気合を入れ直し、昴の後を追った。・・・その頃。



「ほら愛理!そんな所でへこたれてたら他の人の邪魔になりますわよ!!」

「だ、だってぇ・・・私ジェットコースター嫌いなのに・・・えうぅ~・・・」



愛理は愛理で完全に腰が抜けていた。ジェットコースターから引き摺り下ろすことは出来たものの、その先で動けなくなっていた・・・










































その後、昴は本当に楽しそうに遊園地を巡っていた。その間雪姫は逆に振り回されっぱなしとなったが、彼女もまた嬉しそうだった。その逆、ナティアと愛理はと言うと・・・



「・・・すー君・・・」

「・・・な、ナティア?その辺で電柱掴むのやめたら・・・?電柱が悲鳴上げてるよ・・・?」



いつになく嬉しそうな昴を見ていたナティアは、近くの電柱を掴んでいた。・・・電柱がミシミシと音を立てていたのは気のせいだということにしておきたい。










































その後本気で遊園地を楽しんでいた昴と、そんな昴を見て嬉しそうな雪姫、更に嫉妬深くなるナティア&愛理。そのまま夕方になって・・・



「・・・昴、観覧車乗りたい」

「観覧車か・・・乗りたきゃ一人で「昴と一緒が良い」・・・はいはい」



雪姫の『お願い』を断れず、そのままなし崩し的に観覧車に乗った昴。当然その後ろから・・・



「あっ、2人が観覧車に乗ったよ!」

「すぐに乗りますわよ!」



愛理・ナティアが飛び乗った。・・・1つ後ろのに。











































「おお、結構眺めいいなこれ」

「・・・えへへ」



素直に感心する昴。それを見て顔をほころばせていた雪姫。後ろの気配には全く気付いていない。



「あ、あのね、昴・・・」

「・・・ん?」



もじもじした様子で言葉を発す雪姫に、疑問符で返す昴。



「・・・わ、私、ね?ず、ずっと、昴の事、好きだったんだよ?」

「・・・あんな行動してりゃ気付くだろ普通」

「けど・・・何の反応もしてくれなかった・・・」



ぷぅ、と頬を膨らます雪姫。しかしその後の行動は、直後のに乗った愛理達を驚愕に陥れるのには十分だった。



「・・・だから、絶対に私に振り向いてもらうため・・・っ!」

「んむっ!?」










































「あーっ!?」

「ぬ、抜け駆け!?というか強硬手段!?だ、ダメ、昴のお嫁さんは私なんだよーっ!?」



目の前の光景・・・雪姫が(半ば無理やりに)昴の唇を奪ったという事柄に驚きを隠せないでいた愛理とナティア。しかも長い。



「うぎぎぎぎぎ・・・」

「・・・」



愛理は茫然とし、ナティアに至ってはお嬢様らしからぬ呻き声を上げていた・・・










































「・・・ぷはっ」

「・・・お、おお、おまっ、ちょっ、えっ!?」



突然のことに混乱する昴。雪姫は昴の正面に改めて座り込んで・・・



「・・・これが・・・私の気持ち。嘘偽りない・・・正直な気持ち。私は・・・昴のことが一人の女の子として・・・大好きです」

「・・・」

「・・・返事は遅くなっても構わないから・・・絶対にちょうだい、ね?」

「あ、ああ・・・」



突然のキス&告白のダブルパンチに呆然とする昴。雪姫はそんな昴を見て「えへっ」と笑いかけた。











































デート帰りの後、夜吹家・雪姫の部屋では・・・



「・・・まだ昴の唇の感じが残ってる・・・えへへ・・・ちゅー・・・しちゃったんだ・・・♪」



雪姫がベッドの上で悶えていた。



「・・・絶対、絶対昴のお嫁さんになるんだもん」



彼女の決意は・・・本当に堅かった。










































おまけ。



「昴っ!!」

「すー君!!」

「お、お前ら2人揃って何だよ!?」



氷剣家の昴の部屋にて、昴は愛理とナティアに押し倒されていた。



「チューしよ!」

「キスしてほしいんですの!!」

「いや意味分からんむぅっ!?」



昴の唇は最早強引に2人に奪われ続けていたのだった・・・

次回はさくらとみかの1日に触れます。この部分だけでも奏の悲鳴が聞こえてきそうです。

「(涼香)・・・酷いね」

それが私クオリティ。ということで質問コーナー、本日のゲストは奏のファーストキスを見事奪った涼香です。

「(涼香)はーい」

まず第1問、名前と年齢、誕生日を。

「(涼香)桜崎涼香、15歳。誕生日は5月6日だよ」

2問目、趣味は?

「(涼香)運動することかな?」

3問目、特技は?

「(涼香)テニス・・・かな?」

実力は如何程?

「(涼香)県大会シングルス3位が最大だったかな」

4問目、好きな物は?

「(涼香)一番はやっぱり奏君だよ。その次にテニスだね」

5問目、自分のここが嫌だという所は?

「(涼香)自分の髪・・・かな」

それはなぜ?

「(涼香)元々いた高校から転校してきた理由が髪の毛だもん。栗色だったからそれが浮いちゃって・・・」

なるほどなるほど。次からは届いた質問を。今回はATK様からのみです。では1問目、「奏にファーストキスをあげた時のシチュエーションは?」

「(涼香)えーっと・・・ちっちゃい時だったからうろ覚えなんだけど・・・「かなでくーん」って抱きついてそのままキスしたって感じ?」

奏からすればかなり突発的だったということですか・・・

「(涼香)そうかも」

2問目、スリーサイズは?

「(涼香)・・・それ聞く?」

聞いちゃいます。ゲストが女性の場合、100%聞かれますからね。

「(涼香)仕方ないかなー。私はB:89のF、W:58、H:88だよ」

ありがとうございました。次回はナティアを呼んできましょう。ゲストへの質問、お待ちしております。

「(涼香)待ってるよー」

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