表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/19

師匠はまさかの人達でした。

感想、いいね、ありがとうございます。モチベに繋がるってホントだったんですね。


決意表明をして次の日、さっそく教えてくれる人、先生がきた。今は王様に呼ばれていて応接室にいる。きっといい人なんだろう。Aランクに選ばれるくらいだし何より王様のお墨付きだし。王妃様も懇意にしている冒険者だから強くていい人達に決まってる。


「あ!待たせたね!きみが透夜くんかい?」


「ごめんね〜。この優柔不断が最後まで褒賞を遠慮するものだから。」


この人たちがこれから僕の師匠になってくれる人達らしい。男女1人ずつ。金髪で少し長めの髪に切れ目の長い碧い目をした綺麗な顔の男性に、少しおっとりとした雰囲気の茶色髪のボブ、翠目の女性。男性の方がロングソード、女性の方は杖らしきものを持っているので男性が剣術を、女性が魔法を師事してくれるのだろう。

事前学習で、杖は魔法を発生しやすくするための媒体であり、その杖の練度によっても魔法の威力が左右することは知っているが、杖自体が魔力を放っているのはどういう事なんだ?

っと、初対面でジロジロ見るのは不躾だよな。自己紹介くらいしなきゃ。


「初めまして。透夜です。カエデ様の側仕え見習いとして戦う術を学びたくお願い致しました。これからよろしくお願いします。」


こんなもんかな?最近は貴族が身分を笠に着て横暴な態度をとっているらしいから貴族由来の子と言われるだけで警戒されるかもしれない。それは良くないので第一印象はなるべく良くしておかなければならない。第一印象は最初の15秒で決まる。(具体的には覚えてないけど)


「こちらこそよろしくね。剣士をしてます。王都冒険者ギルド所属、Aランクパーティ『燎』のリーダー、アルトだよ。二人しかいないけどね。」


「同じく『燎』の2番手!副リーダーのイリナだよ。二人しかいないけどね。魔法使いだよ!」


燎、、聞いたことある気がするのは気のせいかな?いや、絶対気のせいじゃない!昨日の夜、王様にカエデ様が話してるの聞いてたから!


*************

(回想はじめ)


『お父様?透夜が武芸を習うパーティはどこですか?』


『安心せい。ちゃんと希望通り勇者パーティにしておいたわ。そこらを抜かる王ではない。』


『安心しました。それでは失礼します。』


『うむ。』



(回想おわり)

***************************


つまるところは、、、勇者パーティだ!!!

、、、、、、、、なんで?別に勇者に忌避感があるわけでもないしむしろカッコイイとも思うけど、過剰戦力ではないのかな。お城に常駐してる兵士さんでも僕はよかったのに、、、。


「なぜ高名な勇者パーティ様が?」


「昔世話になった叔父に頼まれてしまえば断れるわけないじゃないか。」


「叔父?」


「そうだ。我が甥よ。まだお前の醜態でイリナに教えてないことがあるんだ。」


「なっ!?そんな事しなくてももちろん受けるよ!だからやめてくれ!」


「カッカッカッ!!!」


Aランクパーティが王様にからかわれている?こんな珍百景はもう見れないだろうし目に焼き付けておこう。あっちはあっちで楽しそうだし、イリナさんと仲良くなっておこう。


「イリナさん。」


「どうしたの?」


「、、、、後で僕にも教えてね。」


「はぁーい!!ちょっとそこ!待った!!!絶っっっ体ダメだからね!」


「「「ちっ」」」


「なんでそこで叔父さんも反応するの!?」


なんだろう、すごく楽しい。アルトさんはいわゆるいじられキャラと言うやつなんだろう。すごくいじりがいがある。前世には出会えなかったタイプだ。


「ごほん、とりあえず訓練場にいこうか。」


「((((ごまかしたな))))」


「視線が痛い、、、」


非常にいたたまれなそうなアルトさんだった。


個人的には追放からざまぁも好きです。(急にどうした?)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ