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君を守ります。

若いっていいね。


「ふう、とんだ災難でしたわ。」


「実の親を災難って、、、」


可哀想に、、、せっかく側仕えになったのだから今度慰めに行くとしよう。他の家も親子の関係ってこんな感じなのだろうか。まあ、思春期特有のものでもあるのだろうけど。


「事実です!せっかく透夜と二人きりでしたのに、、、」



そう言ってぎゅ、と力を強める。ふんわりと女の子特有の甘い匂いが漂ってきてなんというか、非常にいたたまれない。

、、、側仕えになるから名前呼びになるのね。


「っと、部屋に着きましたよ。カエデ様。」


「まだです。部屋のベッドに下ろしてください。」


「、、、承知しました。」


追加注文が入ったのでこなすとしよう。王様と話すのはそれからだ。

、、今更なんだがどこの馬の骨かもわからないような奴を部屋に入れていいのかな?いいんだろう。カエデ様が仰ることは絶対である。何せ僕は側仕え(仮)なのだから。


ばふんという音と共にベッドに倒れ込んだカエデ様はハスハスとシーツの匂いを嗅いでいる。

ハッ!そう言えばさっきまでは僕が寝てたんだ!そんなに匂いを嗅いで、、、臭いのかな、、、。


「臭くありませんからそんなに泣きそうな目で見ないでください。嗜虐心がそそられて食べたく、、、、罪悪感で死にそうになります。」


ん?今なんていった?聞こえなかったや。まあ、臭くないならよかった。これから使用人として過ごすのだから匂いには気をつけなきゃなぁ、、、。


「それなら良かったです。それでは僕はこれで下がりますね。」


「待って!」


む?追加注文がさらに入るの?さっきのが最後じゃ、、、、そんな顔しないでくれ!そんなプルプルしながら涙上目遣いで見られたら断れないじゃないか!もう!ラストオーダーだからね!


「どうしました?」


尋ねてもモジモジしながら顔を赤らめるのみで答えてくれない。ううん、困った。


「っあ、あの!ひ、ひじゃっ!」


ひじゃっ?なにそれ?聞いたことないな。

心の中でハテナを浮かべているとその答えは帰ってきた。


「ひっ、膝枕して、くださいっ!!!」


ひざまくら、、、?誰が?僕が?誰に?、、、、、カエデ様に?、、、、、、なぜ?

まあ、頑張って言ってくれたんだ。サービスで頭なでなでも追加しよう!


「いいですよ。ではそちらに行きますね。」


僕がベッドに座ったら、女の子座りをやめて膝にぽすんと頭を載っけた。少し体がこわばっているような気もするがまあ、置いておこう。

膝元からふああ、と少し掠れたが聞こえてきた。少し微笑んで頭を撫でたらヘゥッと変な声を出した。


「お気に召しませんでしたか?」


「、、、、透夜。毎日しなさい。いえ、もう一日中。週七で年中無休24時間営業よ。私専用で。」


、、、お気に召したようだ。でもそれは難しいかなぁ、、、。


「カエデ様。1つお願いがあるのです。」


「、、、言ってみなさい。極力叶えます。」


「まだ何も言ってないのに、、、。ごほん!この世界にはたくさんの魔法使いや剣士がいますよね。」


「ええ、というか生産業や商人をしていないものはほぼほぼそうですね。他にも弓術士や盗人、槍使いや勇者と呼ばれる剣士の最上位職や聖女という治癒士の最上位職があります。」


「その魔法使いや剣士から武芸や魔法について訓練して欲しいのです。」


「プッ!そんなことならもう手配してますよ?私の側仕えなら強く在らなければ行けませんから。ちなみにその師は王都で唯一SSランクパーティの方々ですよ。私を守ってくださいね。」


ええ、、、そうなの?ていうか期待値高くないですか?そんな的なステータスではないと思うんだけどなぁ。しかし、この人には拾ってくれた恩がある。その恩を返さなきゃな。その為にもこの人命をかけて守るんだ。


「はい。命を賭して守り抜きます。」


「、、、そういう時は生涯かけて守るとか言ってくださいよ。」


「何か言いました?」


「なんでもありません!頑張って強くなって欲しいと言っただけです!」


「ふふ、ええ!もちろんです!」




「むう、カエデがイチャイチャしておる。」


王は娘の成長を喜ぶ反面、少し寂しくもあった。


王様が影になりゆく、、、

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