王女様は号泣する。
いいね、感想ありがとうございます。なろうの使い方などで拙い部分もあるでしょうが、その都度「ここ違うよ。」とか、「こう使うんだよ。」って教えてくれていただければわたくしめの涙腺が大爆発致しますのでご了承ください。(?)
僕は全て話した。名前は出さなかったが、どう言った経緯で知ったか、幼い頃の彼女はどんな人だったか、こことは違う世界線、地球からきたこと。王様は時折フム、と考えるような仕草をとるが、カエデ様はというと。
「ひぐっ、ぅう、ううう、、、」
僕の腕を抱きながら大号泣していた。ポロポロとアイドルみたいに泣きそうなイメージだったからちょっと驚いたけど、ナニコレ?めちゃくちゃ可愛いんですけど?だって腕に顔すりすりしながらぎゅってしてるんだよ?庇護欲が駆られるというか、、、守ってあげたくなるよね。
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「大雑把に話すとこんな感じですね。相手の男子が誰かも知りませんでしたし、そもそも放課後はバイト(説明済)にすぐいってましたし、休み時間は基本家から持ってきた物語本を読んでましたから。友達、というよりクラスメートの顔も彼女以外ほとんど知りませんでした。」
「ううむ、なかなか壮絶な人生を送ってきたのじゃなぁ。時に透夜よ。我が家の従者にならんか?」
・・・え?何故このタイミング?確かに衣食住の確保には困ってたし、何より働かないとお金が手に入らない。だからこの際、働く場所を教えてもらおうかなぁ〜なんてことを考えてたんだけど、、、。
「経験ないですよ?」
「それは関係ないぞ。カエデの側仕えとして置いておくだけじゃからな。無論、武芸や紅茶の入れ方、様々なスキルの訓練をしてもらわねばならぬがな。その代わり、給料は弾むぞ。」
「喜んでお受け致します。」
お金が沢山貰えるなら受ける他ないよね。お金がなけりゃ、食べることもお風呂に入ることも出来ないんだ。
それと、えーっと・・・・・
「カエデ・・・様・・・?」
「あうう、、うう、、、」
ずっとカエデ様が離れてくれない。いや、別に離したい訳でもないんだけど、その、王様の視線が痛いと言いますか・・・
「・・・退出した方が良いか?」
「いいえ!大丈夫です!」
こんな所で気を遣わないでくれ!むしろ気まずくなってしまうだろう!ていうかいいのか?自分の娘が何処の馬の骨かも分からぬようなやつに抱きついているんだぞ?
「うう、あの、、透夜、、ひぐっ、、さん、、」
「!!!・・・どうしました?」
やっと喋ってくれた!ただでさえ気まずかったから非常にありがたい。
「その・・・二人で話したいです。」
・・・・・・それは困った。
2人を王国貴族学院高等部に通わすべきか否か、、、。ストック?ナニソレ?おいしいの?
頑張って10時頃にはもう1話投稿しようかな?