第3話 自身の姿とステータス
ファンタジー系の小説書くのって大変なんだね。
ノリと勢いで書くもんじゃないですね。
12/30改稿 ステータスの一部追加
《つまりマスターは、自分の姿が女性になっていることをダンジョンコアに映っている自身の姿を見て知り、現実逃避をしたくてダンジョンコアである私に視線を向けなかったんですね。》
僕はあの後転生する前のことを話した。
「仕方ないじゃないか。ついこの間まで冴えない普通の男子高校生だったんだよ?」
僕は改めて自分自身の身体を確認する。
整った顔立ちに縦長の耳と深紅の瞳、銀色に輝くロングの髪はガラス細工のようで、まるで吸血鬼のようだ。体はスリムかつ肉付きがしっかりとしており、胸もそこそこ大きい。まさに男を惚れさせるかのような体である。しかもまだまだ成長しそうなんだから将来は魔性の女となっていることだろう。ああ、自分で言ってて恥ずかしくなってきた。
《この話はここで終わりにしましょう。これ以上はマスターが茹で上がってしまいます。》
「そうしてくれると助かります。」
《それでは、そろそろマスターのステータスを見てみましょう。》
「ステータス……?」
《はい。マスターは自身のことを知らなさすぎるので、自身のことを知ることが大事です。》
「……確かにそうかも」
《それではステータスオープンと口に出して下さい。》
「分かった。『ステータスオープン』」
すると目の前に半透明のボードが出てきた。
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【名前】ユウリ
【レベル】1
【種族】特位魔人・吸血姫
【性別】女性
【職業】吸血姫
【状態】通常
【体力】2300/2300
【魔力】2900/2900
【筋力】890
【耐久】715
【知力】1420
【敏捷】1135
【スキル】
偽装Lv1 身体能力向上Lv1 詠唱破棄 宵闇魔法 大鎌術Lv1
【種族スキル】
不老 霧化 眷属化 血液吸飲 血液魔法 超再生
【耐性】
状態異常無効 日光無効 聖属性ダメージ大
【称号】
転生者
特位魔人
宵闇神の信徒
宵闇神のお気に入り
真祖
姫
ダンジョンマスター
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やっぱり女になっていたよ。しかも吸血鬼の姫だし………それにステータスがRPGに似すぎ。絶対この世界創った神様ゲーム好きじゃん。
《マスターのステータス、Lv1だと思えないほど凄いですね。それとも吸血姫という種族は今までいなかったのでこれが普通なのでしょうか。》
「僕に聞かれても………」
《それもそうですね。ではマスターもある程度自身のことを知ったと思いますので、次は今後どうするかを決めましょう。》
今後どうするか、ね。
あと一、二話で地上編になると思います。
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