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King Gnu
白日
を 聴きながら
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……誰かのために ……生きたいな……って思うの ……その誰か に、……まだ出会えていないだけ で
……明日死んでも構わないのに ……けだるげな一日が あっという間に 好きな夕色に染まって ……そのうち 穏やかな生まれ直すような 温かい夜に なる
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……いつの間にか ……眠りに落ちて おだやかな 夢の中で 死んでしまった なにかを 探り出そうとしているよ
……私は こんなに ぼんやり 息をして
……明日 また 目を開けるなら
……知らない夜に さようなら を してる
……後 何回 夜にさようなら を すれば
……私は ……もう少し ……まともな 私に
……薄い息をしている 内は
……きっと そんな日は ……来ないの に