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Ryo Fukui
A letter from slowboat
を 聴きながら
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……メンタルと人の性質というのは、ぴったりと重なり合っているように見えて、……実はそうではなく、人とは、ちょっとしたことで別人レベルに性質を変えてしまうことがあり、……それが人なのだと最近知り始めたように思う ……それは人ということだから、……そういったことをどうこう言っても仕様がなく、どのようにその事実に対して対処するか……その思考で十分だということも最近気づき始めた
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……例えば、……人のメンタルと睡眠は、とても大きな相関関係にあるらしく、……単純に普段睡眠を十分にとれている方は、メンタルが安定していて、対人関係も安定しているという……思考してみれば本当に当然な研究結果があるらしい
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……ここで面白いのは、……対人関係を安定させる為には、自らのメンタルを安定させることが近道だ……ということだということで、……対相手ではないということ ……つまりは、相性とか好き嫌いなどという幻想とは関係ない……ということで、……そういえば昔は慢性的な睡眠不足だった……と思い出したりする
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……対人相手でも、自分相手でも……全ては自分のご機嫌取りから始まっている……な
んて穿った見方かもしれないけれど……自分をご機嫌な状態に置ければある程度は平和になれる……そういったことが事実であるなら、……神経症的反応をしがちな方は、……それだけで悲しい時を過ごしやすい……ということなのかな……と、少し悲しくなった
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……そういった睡眠不足もそうだけれど、……自分を知らないという点が一番影響しているのかもしれない 真に学ぶべきは自分に対しての対処の仕方なのだろう ……それを起点にして、(窓口にして)相手方と関わっていくのだから、……結局は他者との関わりも、対自分との向き合い方の延長線上に存在しているもので、人の在り方というのは、……突き詰めればどこまでもシンプルに出来ていて……裏返すなら、……それすら構築を破綻させているのなら、根本の土台がガタガタだという事実がそこに横たわっているのだから……結局どこかで無理をさせていた綻びが出てしまうものなのだろう ……原因も根本ももっともっと奥にあるのにそれに気づかずに……きっと目の見えないまま検討違いの方向に向かって手探りしてしまう のだろう
……そう 思って 少し、 哀しくなった よ