第8話 寝起きドッキリと神社
〜現在3時あたり〜
みなさん、おはようございます。私こと熊井 蒼は起きたら、私の枕を持った変なおじさんがこっちを見てるという状況です。どうすればいいでしょう?
…って!おま、不法侵入だろうが。なんかツノっぽいのあるし上半身裸で、肌が赤い?おま、ぜってぇ枕がえしっていう妖怪だろ!ちっ!こういう時は鑑定だ!おじさんに向けて鑑定!
―枕がえし(男) 406歳―
レベル219
☆スキル☆
枕がえしⅣ 睡眠学習Ⅲ 睡眠魔術Ⅲ 瞬間移動Ⅱ
☆称号☆
妖怪 不法侵入者 変態
☆状態☆
生 軽度の興奮
☆備考☆
現状では勝てない。
は?何これ?レベル219だと!チートやん。俺まだレベル21やぞ。10倍以上やん。やっぱ昔から存在してるからだろう。だって406歳じゃん。後、スキル強すぎて勝てねぇ。
…って現実逃避してる場合じゃない!
「ふぁー、眠い。もっかい寝よ。」
ね・た・ふ・り・だ!効果は抜群!少しも疑ってねえぜ!はっはっは!
〜数時間後〜
よし、もういないな。…助かった〜。朝からこんなハプニングなんていらねぇよ。それにしても妖怪って本当にいたんだな。
よくよく考えたら鑑定の情報増えてたな。えー何歳と備考か。現状では勝てないってことは後々勝てるということか。それを考えるとわくわくしてきたぜ!
「この頃、非現実みたいなこと多いな。」
そうなんだよ!レイスや枕がえし、こんな奴らばっかじゃねぇか!しかも格上とか無理でしょ。早急にレベル上げなきゃ。
晴明先生助けてぇー!修行手伝ってもらうか?いやそもそも晴明先生と俺のスキル違うし神楽流陰陽術と神聖魔法だぞ。全然違うやん!
やべっ!学校遅れる。朝飯と着替え、後は運勢見るのとカバン用意してっと…いくぜ!
蒼は家を出て登校した。
〜学校が終わり下校中〜
うへぇ、疲れたー。寝るの我慢するのきついわー。
…あれ?あんな所に神社なんてあったっけ?行ってみるか!
蒼は神社の中に入り込む。
「お邪魔しますー。」
なんか普通の神社っぽいな。賽銭でもいれてくか!
チャリンッ♪カランカランッ!パンパンッ!良いことありますように!っと。
「願い聞き届けたり。」
何か声がした。
「えっ?何今の。」
気のせいか?まっ、いっか。明日は、いよいよレベ上げだし頑張ろ!さ、帰るか!
蒼は疑問に思ったがすぐに忘れた。
《ピロン♪》
ー〆命×神から加護(小)が与えられました。ー
「ん?なんか聞こえたような?」
〜蒼が家に帰った後〜
「ふふっ!今日来た子、面白い運命もってたなぁ〜。加護与えてみたけどなんか役に立ってくれるといいなぁ〜。また来ないかなぁ〜。」
神の加護は、(小)から(大)まである。