第79話 能力
〜水曜日の朝〜
《人類に能力が付与されました。》
《ダンジョンが3つに統合されました。》
《ダンジョン攻略者は願いが1つ叶います。》
《ノーマルガチャが削除されました。》
えっなんて?人類に能力が付与されました?どゆことなん?俺にも貰えたのか?ただでさえ沢山のスキルがあるのに?ステータス見てみるか?
―ステータス―
レベル420(+700)
☆種族☆
聖悪人
☆スキル☆
ステータスⅣ 鑑定Ⅳ アイテムボックス 鬼体強化Ⅴ
幸運(大) 武術Ⅴ 進化Ⅱ 成長(中)精神操作
☆能力☆
創魔Ⅱ
☆称号☆
運命神の加護(大)成長神の加護(中)
悪戯神の加護(小)
☆状態☆
生 興奮
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―創魔Ⅱ―
魔法や魔導を創造する能力。
神から付与された創造が回聖魔法Ⅳ、逃走Ⅴ、鍛治魔法Ⅱ、強奪Ⅴ、闇魔導、暴食Ⅴ、悪虫霊鬼の天敵、魔士、普遍神、主人公(改)、魂の消去者、ヘタレ野郎、古龍の友達、強奪者、攻略者、大罪人と混ざり合ったため効果が本来よりも増加した。
神さえ予想していない能力。
うわぁー創魔Ⅱつぇぇぇ。スキルや称号が結構もってかれたけどえげつねぇ能力になったしいっか!ステータスが見やすくなったって思えばいいしな!
ありゃ?調べなくても考えれば名前と効果が分かるんだけど?なんじゃこりゃ?ぁあー!俺以外ステータスとか見れなかったわ。だから分かりやすいように神がこんな仕組みにしたのか?神すげぇ親切だな!マジ感謝!
パラメータとかは前と同じなので見なくてもいいし創造IIの練習しながら飯食うか。
〜登校中〜
蒼はシノと歩いていた。
「なぁ北乃?どんな能力貰った?」
「…魔消去。」
「へぇー?どんな効果あるん?」
「魔力?を消去できるらしい…。」
「強いな!接近戦で最強じゃん。」
「それほどでも…ある。」
シノは自信満々で言った。
「お、おおう。」
「熊井は?」
「俺は創魔って言って魔法とか創れる感じ!」
「…強そう。」
「ありがとな!」
「…内藤はどうなんだろ?」
「内藤もなんかすげぇ奴貰ってそうだな!」
「…そうだね。」
蒼とシノは登校道を歩いて行った。
〜学校〜
蒼は冬夜の机に体を向けた。
「内藤!どんな能力貰った?教えてくれよー!」
「いいよ!僕のは装備吸収って言って…こんな感じで武器や防具を吸収してパラメータ?っていうのを上昇させるらしいんだ!吸収したらどこからでも出せるからとっても便利なんだ!」
冬夜はカッターナイフを筆箱から取り出して吸収し右手からカッターナイフを出した。
「すげぇ!おもしれぇじゃん!ならこの前の呪殺剣の残骸でも吸収してみるか?袋に入れて集めておいたんだけど?結構強くなるんじゃ?…なんか少し喋ってるけど。」
蒼はカバンの中から出したかのようにしてアイテムボックスから呪殺剣の残骸を取り出した。
「嫌だよ!なんかまた操られそうだしさぁ。熊井くんが持っててよ!それより熊井くんはどんな能力貰ったの?教えて!」
冬夜は首を横に振って拒否した。その後すぐさま蒼に近づいた。
「ん?俺のは創魔って言って魔法とか創れる感じだな!いいだろ!これで大抵のことはできる!」
「いいなぁ!少し羨ましいよ!」
「ほめてもあげないぜ!」
「えぇー!なら今度それで遊ぼ!」
「いいぜ!」
「私も…。」
シノが蒼の後ろから現れた。
「「うわぁ!」」
「そんなに驚かなくても…。」
シノはシュンとした。
「あぁごめんな!今度から気をつけるからさ。」
「僕もごめん!今度から気をつけるよ。」
「…分かった。」
シノはたちなおった。
「ならさ今度の土曜日に僕ん家おいでよ!熊井くんと北乃さん!一緒に遊ぼ!」
「いいぜ!すっげぇ楽しみにしとくわ!」
「…楽しみ。」
蒼達は授業を受けて学校での1日を過ごした。




