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現実でレベ上げしてみたら、、、。  作者: 健ちゃん
第2章 ダンジョン編
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第47話 ペキンダンジョン

 蒼達は転移魔法陣でダンジョンの入り口にとんだ後にエルに乗って中国のペキンに向かった。


 〜数十分後〜

 中国のペキンについたけど結構な範囲にモンスターが散らばっていたため全滅させるのに時間がかかり、ダンジョンに入るのが少し遅れてしまった。


「ふぅーミナが一緒にきてくれて助かったな!ここまで散らばっていたら2人だけだともっと時間がかかっていたと思う。ありがとな!」


 蒼はミナに笑顔でお礼を言った。


「いえいえ〜。エルだけにすると少し不安なの〜。」

「なんじゃと!我だけでもうまくできるのじゃ!」


 エルは頰を少し膨らませた。


「昔、町に行った時に1人だけにしたら、暴漢に襲われたからって町を半壊にしたのは誰でしたっけ〜?」


 ミナはエルに顔を向けて言った。


「あれはのぅ…。暴漢が悪いのじゃ!我は軽めに殴っただけなのじゃ!弱い暴漢が悪いのじゃ!」


 エルは地面を少し見た後、殆どない胸をはって自信を持って言った。


「お前に殴られて大丈夫な暴漢なんていねぇから!」


 蒼はエルに手をビシッとあてた。


「そうですよ〜。私たち古龍の力は人にとって脅威なんですから〜。気をつけてやらないとね〜。」

「うぅー2人がいじめるのじゃぁぁぁぁぁ!」


 エルは泣いたフリをした。


 よく考えたらこんな事してる場合じゃなかったわ!


「2人とも早くここのダンジョンに行こうぜ!他にも数ヶ所行かんとあかんのやから!」


 蒼はペキンダンジョンを指さした。


「そうじゃの!早く行くのじゃ!」

「そうですね〜。」


 …という感じでペキンダンジョンに突入した。


 〜ペキンダンジョンに突入して数分後〜


「ここのダンジョンは今までと全然違うな!なんか、モンスターがキモいな!」


 蒼はさっき倒したモンスターを一度見た。


「そうじゃの!虫がとてもキモいのじゃ!」

「私も虫は苦手です〜。」


 ミナは顔をひきつらせながら言った。


 そう、ここのモンスターは…虫しかいないんだ!しかも…でかい!


 俺は最初のレベ上げの頃に虫を殺しまくってレベ上げしてたからそこまでイヤじゃないけどな!エルとミナは虫がイヤなようだ。


「キモいのじゃ!早く終わらせるのじゃ!」

「早くしましょう〜!」


 ミナは少し涙目になった。


「そうだな!」


 〜数十分後〜

 今までにでてきたのは、デッドスパイダー、デッドマンティス、デッドセンチピード、デッドコックローチ、デッドドラゴンフライ、ビックスパイダー、ビックマンティス、ビックセンチピード、ビックコックローチ、ビックドラゴンフライがでてきた。


 しかも、木の上から急に襲ってきた。エルとミナはもう何も話さなくなった。


「なぁ、2人とも?ダンジョンボスの部屋ついたけど大丈夫か?」


 蒼はエルとミナを心配した。


「…。」


 エルはシノのような無表情になった。


「…。」


 ミナはずっと下を向いている。


「はぁー。行くぞ!」


 蒼はため息をついて扉を開けた。


 扉を開けると今までこのダンジョンで出てきたモンスターが合体した化け物がい…た?


「2人とも早くない?」


 蒼はいつの間にかに移動してダンジョンボスを瞬殺していたエルとミナを見た。


「行くのじゃ。」


 エルは何もなかったかのような表情で言った。


「行くわよ〜。」


 ミナは手をハンカチで拭いていた。


「あ、はい…。」


 蒼は何も言い出せなかった。


 エルとミナによって名も知らない化け物は瞬殺されて欠片すら残さなかった…。なむー。


《ペキンダンジョンが攻略されました。ダンジョン最下層に転移魔法陣が設置されます。数分後にダンジョンが崩壊します。》

「2人とも次はアメリカのダンジョンに行くぞ!」


 蒼は転移魔法陣を見ながらエルとミナに言った。


「頑張るのじゃ。」


 エルはやる気に満ちあふれた表情で言った。


「虫じゃありませんように〜。」


 ミナは虫じゃないようにと祈っていた。


 次はアメリカだぁー!


 蒼達は転移魔法陣にのった。

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