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現実でレベ上げしてみたら、、、。  作者: 健ちゃん
第2章 ダンジョン編
35/98

第35話 第7層は、、、古龍の弱点?

 蒼は第7層に降りた。


 どうやらここは墓地のようだ?なんで、ダンジョンってこう不思議なこと多いんだ?多分そこはダンジョンだからって言われて終わりそう。


 それにしても墓地って怖いわ!俺はホラーが1番駄目なんだよ!見ただけで夢に出てきちまうぜ!ホラ、あんな感じでゆっくりとなんかが近づいてくると…か…?…へぇぁっ!ホワッツ?


 蒼はちょっとだけちびった。


「エ、エル。なんかきてんだけどアレ何?」


 蒼は何かを指さした。


「そ、それはじゃの。た、多分ゾ、ゾンビじゃー!」


 エルは涙目で頭を抱えて体育座りをしていた。


「お前も怖いんかい!」

「わ、我だって怖いもんがあるのじゃ。あ、あやつら、我が夜にトイレに行く時絶対に現れて脅かしてくるんじゃぁぁぁ!い、いつもは我の友達がやっつけてくれるんじゃが今いないしのぅ。」


 エルは昔を思い出した。


「お前はお子ちゃまか!毎回付き合わされる友達が可哀想だろ!ほらシャキッとしろって!」

「だ、だってじゃの、怖いもんは怖いんじゃ〜!蒼、お主が代わりにやっつけてほしいのじゃ〜〜〜!」


 エルは蒼を前面に押し出した。


「たく、仕方ねぇなぁぁー!お前見てたら怖くなくなっちまったよ!やってやんよ!アイテムボックス!」


 蒼はアイテムボックスから進化刀を取り出して、ゾンビ?を斬る。


 切り捨て御免!…って!くっっっさっ!進化刀に匂い移っちまった!そこらの草になすりなすり。何とか匂い取れたけどこれ嫌だな!


「なぁ、エル?お前古龍なんだろ?なら、ブレスとかで焼き払えねえか?」


 蒼はエルがブレスを出しているようなシーンを思い浮かべた。


「いやじゃ、いやじゃぁぁぁ!我のブレスをあいつらで汚せっていうのかえ!?お主は鬼畜じゃー!」

「誰が鬼畜じゃい!聞いただけだろうが!仕方ないし浄化でやってくか!」


 蒼は腰に両手を置き、体をほぐした。


「ほ、ほぅ?お主、神聖魔法を使えるのかえ?我の世界でも使えるのはごく一部の人間だけだったのじゃ!スゴイのじゃ!」

「へぇ、そうなのか!そうだ!俺はスゴイんだぜ!」


 蒼は鼻を高くする。


「その調子で次も頼むのじゃ!」

「へっ?次?」

「お主と話しているうちにお主の後ろに何体も集まっているのじゃ!」


 エルは蒼の後ろを指さした。


「後ろ?…ギャァァ!広範囲中位浄化ぁぁぁ!あっ!ため忘れてた。は、早くたまれ早くぅぅぅぅぅぅぅ!よしたまった!今だ!広範囲中位浄化ぁぁぁぁ!」


 蒼は神聖魔法Ⅱを使用した。


「「「「「ギャァァーー!!!」」」」」

「はっ広範囲中位浄化の威力…思い知ったか!」

《レベルが294から296に上がった。》

「うっし!」


 そうして次々とゾンビどもを倒していき、ボス部屋に着いた。その時にはレベルも299になっていた!


「行くぞ。エル!」

「ほ、本当に行くのじゃ?」


 エルは生まれたての子鹿のようになっていた。


「あぁゾンビどもを浄化して行くうちに神聖魔法Ⅱがランクアップしたのか高位浄化と広範囲高位浄化も使えるようになったし、神聖魔法本来の威力が上がったから倒せるだろう。」

「そうじゃのぅ。我は…後ろからちゃんと応援しとくのじゃ!頑張るのじゃ!」

「おう!ここまで来たらやってやんよ!」


 蒼は腕まくりをした。


 少し準備をして扉を開けたら、中にはむっちゃデカイゾンビがいた!鑑定Ⅲ!


―キングゾンビ (男) 0歳―

レベル256

☆スキル☆

腐乱臭Ⅳ 巨大化Ⅲ

☆称号☆

リビングデッド フルサイズ 第7層ボス

☆状態☆

死 興奮

☆備考☆

ものすごく臭い。


1/2→


―パラメータ―

HP3096 MP1260 SP2590

Pow1096 Vit596 Spe645 Int385 Luk69


←2/2


―腐乱臭Ⅳ―

腐った匂いをだすスキル。

―巨大化Ⅲ―

身体のサイズが大きくなるスキル。

現在、元のサイズ×3倍になる。

―リビングデッド―

動く死者に与えられる称号。

腐乱臭がランクアップする。

―フルサイズ―

巨大化のスキルを獲得した者に与えられる称号。

巨大化のスキルを使った時に身体を動かしやすくなる。

―第7層ボス―

試練ダンジョンの第7層のボスに与えられる称号。

威圧感が少し強くなる。


 はい!パラメータ的にだんだんと俺に近くなってきました!


 だけど今回は…さっき入る前にためといた広範囲高位浄化を使いまっす!


「くらぇ、広範囲高位浄化!」


 蒼は神聖魔法Ⅲを使った。


「ギェェェ!」


 キングゾンビは光に包まれて消えていった。


《レベルが299から300に上がった。》

《プレイヤーのレベルが300になったので進化刀と進化鎧の進化が始まりました。》


 プレイヤーって俺?


《プレイヤーのレベルが300になったのでプレイヤーの種族の進化が始まりました。》


 ゑ?


《プレイヤーの活動を1時間停止させます。周りに結界が張られます。プレイヤーの仲間を確認。プレイヤーの仲間を結界内に一緒に閉じ込めます。》


 ちょ、ちよっと!待ってくれぇぇぇ!


「エル!俺進化するから1時間だけ待っててくれ!」


 蒼は急いでエルに言った。


「進化じゃな。我も何回か経験してるからの。何が起こるかぐらい分かってるのじゃ!ゆっくり待ってるのじゃ!」


 エルは経験者の余裕を感じさせる顔で言った。


「おう!」


 蒼は進化に向けて地面に横になった。


《それでは、プレイヤーの意識をスリープモードに入らせます。3、2、1、進化開始。》


 そして、俺の意識は暗い暗い世界に落ちていった。

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