第26話 帰還
蒼はエリート大鬼についていき、転移門?という所にきた。
「ヲイ、つイタゾ?転移場所ノ設定ハ、シトいたカらソのマま通レ。」
エリート大鬼は転移門を操作してから言った。
「ありがとうございました!お陰で帰れます!」
蒼は直角に腰を曲げてお礼を言った。
「キにすルナ。次元門ハ勝手ニ現レて勝手にキエるかラ仕方ノナイことだ。気ヲつけテ帰レ。人の子ヨ。」
エリート大鬼は蒼の頭を優しく撫でた。
「はい!」
蒼は転移門を通った。
そうして俺は転移門?で次元門?とかいうのを通り過ぎた時の場所に戻ってこれた。
そこでは…
「熊井…どこ…?」
北乃がオロオロと俺を探していた。
「おっす、北乃!帰ってきたぞ!」
蒼はシノにとても軽く言った。
「どこに行いってたの…?10分以上いなかった…。」
「餓鬼道って所にいたんだけど、俺の自信がポッキリ折れただけで特に大丈夫だったぜ!」
蒼はシノに親指を立てて言った。
「それは…かわいそう…。」
シノが蒼を可哀想な奴を見る目で見る。
「おう、帰ろうぜ!」
蒼はシノの目を見て見ぬフリをして言った。
「うん…。」
〜熊井が消えた後〜
う、ん…?熊井は…?さっきまでいたのに…。こっち…?
〜数分後〜
ぜ、全然…見つからない…。どうしよ…?あっち…?
〜更に数分後〜
え…どこ…?いない…。また…私のせいで…?うっ!…うっ!
〜数秒後〜
「熊井…どこ…?」
「おっす、北乃!帰ってきたぞ!」
どれ程心配した…か…。分かってるの…?




