第22話 もう本気で泣きたい、、、。
〜エレベーターで降りた後〜
紅 香奈さんか〜。名前から考えると赤い髪をしてて男まさりな感じかな?The姉御みたいな?そういうことなら楽しみだなぁ〜。
「さて訓練場につきました。今から紅さんを呼ぶので少しここで待っていてくださいね。」
奏は香奈を呼びに行った。
「はい!」
〜数分後〜
「お前が熊井 蒼か!私が紅 香奈だ!」
「えっ?マジですか?」
そう言って現れた紅さんは…想像してたThe姉御ではなく、黒髪ショートで推定120cmの背中に身長と比べてデカイバスターソードをくくりつけている。ちっちゃくて可愛い女の子だった…?
「どうしたんだ?」
「すみません。想像してた紅さんと全然違っていて、ビックリしてただけです。」
「そうか。ちなみにどういう所がだ?」
「黒髪でちっちゃくて可愛いロリな所です。…っあ、やべ!」
蒼は口を急いで隠す。
「ほう。私がちっちゃくて可愛いロリだと。ちっちゃくて可愛いロリ…ねぇ?」
香奈が蒼を笑顔でにらむ。
「ひゃっ!す、すみませんでしたー!」
蒼は直角に腰を曲げて謝った。
「まあいい。それでお前は本当に弟子になりたいんだな?私は厳しいぞ?」
香奈は腕を組んで蒼を見る。
「はい!頑張ってついていきます!」
蒼は勢いよく返事をする。
「そうか。なら休日は私の所に来い。どうせ平日は学業を営まないといけないのだろう?私も平日は自分の修行をしたいしな!」
「これからよろしくお願いします。そこで質問なんですが。休日は、どこに向かえばいいんですか?」
蒼は頭を下げ、少し頭を上げて質問する。
「私の家に来い。道場があるからそこでやるぞ。」
「そうですか。どこに家があるのでしょうか?」
「お前の学校の近くに神社があるはずだ。そこの中に私の家がある。」
「あーまさかあの神社かな?」
「ん?来たことがあるのか?」
香奈は頭を傾ける。
「はい!この前1回だけお参りしたんですが?」
「そうか。来週からちゃんと来いよ?山内。私はもう戻っていいだろ?」
「はい。どうぞ。」
あっ、そう言えば鑑定Ⅲしてねぇわ。一応しとこ。鑑定Ⅲ!
―紅 香奈 (女) 26歳―
レベル0
☆スキル☆
幸運(大) 成長率アップ(大) 紅流剣術Ⅴ 火魔術Ⅲ 身体強化Ⅴ 剛力Ⅳ 限界突破Ⅲ 指導Ⅱ
☆称号☆
運命神の加護(大) 戦神の加護(大) 紅家第16代目 魔術師 戦士 戦闘狂 指導者
☆状態☆
生 軽度の疲れ
☆備考☆
Sランク以上の実力を持ちながらもまだSランクになるには実績が足りないため昇格できない。
1/2→
あっ、またこのパターン!もうやめて俺のライフは、もうゼロよ!何この人?神の加護2つあるやん!スキルでⅤのやつあるやん!バケモンやん!涙でてくるわ。グスッ!
蒼は涙を少しだけ流した。
鑑定がⅢになったからか知らんけどページ移動できるようになっとるし、おしてみよ。ポチッと!
―パラメータ―
HP10000 MP7500 SP12500
Pow5000(+1000) Vit3500 Spe4250 Int2500 Luk350(+300)
←2/2
もう、お腹一杯ですよ。Luk以外何も勝ててないやん!泣くよ!本当に泣いちゃうよ!どんだけ世の中、俺に{俺Tueeee}させたくねぇの?グスッ!
蒼は涙をたくさん涙を流した。
…もう疲れた。残りは保留してもう終わろ…。
「熊井。どうしたんだ?そんなに涙を流して?」
「晴明先生。別に何でもないです。ただ世の中、俺に甘くないな…と思っただけです。」
「そ、そうか。生きてればいいこともあるって…な!頑張れ!」
晴明が蒼の肩に手を置いて励ます。
「…はい。頑張ります!」
「それじゃあ、登録終わったし帰るぞ。これから1人で来ることがあるかもしれんから道覚えておけよ?」
「はい!」
こんな感じで今日が終わった!グスッ、グスッ!




