第20話 北乃の呪いをなくしてみた!
おはっす!今日もいい天気だな!
朝飯を食べて学校の準備、そして今日の運勢をテレビでみてみる。よし!今日の運勢は1位。やることなすことなんでもうまくいくそうだ。ラッキーアイテムは玉だ。アイテムボックスに入ってるし、大丈夫だな!さあ、行こう!
蒼は家を出た。
家を出たところで北乃と会った!どうせ学校では、まだ話せないだろう。なら今のうちだな!
「北乃。おはよう!」
蒼はシノに片手を軽く上げる。
「おはよう…。風邪…大丈夫?」
シノは蒼を心配そうな顔で見ている。
「おう、元気元気!それよりさ、北乃ってその呪いを消したいか?」
「それは…消したいに…決まってる…。」
「ならさ、この玉飲み込んで。」
蒼は最高位浄化玉を見せる。
「何…その玉?」
シノは首を傾ける。
「レアアイテム。」
「?」
「最高位浄化玉っていう、呪いを解呪できる物。」
「え…本当にいいの…?そんな…貴重な物…。」
シノは戸惑っている。
「別にいい、北乃が幸せになればな!」
蒼は少し恥ずかしそうに言った。
「それじゃ…ゴク…。」
シノは最高位浄化玉を飲み込んだ。
北乃の身体が光り輝いている。えっ!ちょ待っ…!
「目がぁ!!!目がぁ!!!」
蒼は目に手を当てて、地面を左右に転がる。
痛え。いくらレベルが高くてもこれはいてぇわ!
目の痛みがひいてきた頃には光もおさまっていた。
「北乃。大丈夫か!」
「う…。」
「う?」
「うぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」
シノは大声で泣いてたくさん涙を流している。
「えっ!ちょっと北乃?だ、大丈夫か?てか泣き止んでくれ!周りの視線が痛いから。ちょっ、違いますから。俺が泣かしたわけじゃありませんからーーーー!!!信じてくれーーー!!!」
蒼は混乱した。
〜数分後〜
「えぐっ、えぐっ。」
シノは少し目元を赤くして泣き続けている。
「北乃そろそろ泣き止んでくれよ。俺のご近所さんからの評価がマイナスをきり始めたんだけど。」
蒼は周りからの視線に対しておびえている。
「うっ、うっ、ご、ごめん、なさい…。泣き、止みたいのに…治ら、なくて…。」
「あーもー。わかった。治るまで待ってるからな。」
「本当、にごめ、んなさ、い…。」
〜更に数分後〜
「おちついてきた…。」
「そうか。それでなんで泣いたんだ?」
「それは…この身体を蝕んでいた呪いが…なくなって…とても安心したから…。」
シノは顔を赤くして蒼から顔をそむけている。
「分かった。…で、なんで北乃は呪われてたんだ?」
「私が…人と妖怪のハーフ…だから…。」
「えっ、それだけでか?」
「本来…人と妖怪は…まじわらない…。だけど私の父と母は…まじわってしまった…。だから…異端の子として…私が生まれた…。」
シノはつらそうな顔をしながらポツポツと言った。
「全然どうでも良くないか?そんなん人それぞれだろ!それにお前が生まれてくれて俺は嬉しいけど?」
蒼はシノの目をみつめてしっかりと言った。
「…。ありがと…。」
「どういたしまして!」
「「…。」」
蒼とシノの間に沈黙が訪れた。
「ふふ…。」
「はは…。」
蒼とシノが互いに笑いあった。
太陽の光が俺と北乃を明るく照らし続けた。




