第13話 検証と友達
〜月曜日の朝〜
「あぁ〜。寝みぃー。」
蒼は欠伸をしながら布団から出て立ち上がる。
日曜日の夜にパラメータについて知って、各スキルの消費MPについて検証していたから寝るのが遅くなっちまったぜ!
その代わりに各スキルの消費MPについてわかったから良しとしよう。しかも回復魔法のスキルと身体強化のスキルがⅡになったし、ラッキー!
各消費MPはこれ!
ステータスII 多分0MP
鑑定II 1MP
アイテムボックス 多分0MP
回復魔法II ヒール 5MP エリアヒール 10MPハイヒール 50MP エリアハイヒール 100MP
身体強化II 1分毎に1MP
神聖魔法II 下位浄化 10MP 広範囲下位浄化 20MP 中位浄化 100MP 広範囲中位浄化 200MP
幸運(小) 多分0MP
逃走 多分0MP
多分の所は使ってもMPが減らなかったし、幸運(小)は使うことできないけどLuk500(+100)の(+100)が効果なのだろう。
回復魔法ⅡがどれだけHPを回復するのか分からないけど一応MPは消費された。(だって自分傷つけて確認するのイヤじゃん。)
MPが0になっても気絶とかしないから嬉しかった。(戦闘中になくなって気絶で死ぬとかイヤだし。)
さて…朝飯食って準備して学校に行きますか!
蒼は登校した。
〜学校到着〜
今日は何事もなく学校にこれたぜ!
「おはよう、熊井くん。」
「おはよう、内藤。」
蒼は片手を軽く上げ相手に挨拶しかえした。
紹介しよう。今挨拶してきたのは、この頃よく話す内藤 冬夜って言う奴だ!ちょうど隣の席なのだ!授業が始まった日にゲームの話で意気投合してからよく喋ってる。顔はイケメンだ。悔しい!性格は多分いい奴だ!こういう時は鑑定IIだ!内藤を見ながら鑑定Ⅱ!
―内藤 冬夜 (男) 15歳―
レベル0
☆スキル☆
聖魔剣術Ⅲ 火魔術Ⅱ 光魔術Ⅲ 召喚魔術Ⅱ 身体強化Ⅱ
☆称号☆
聖魔剣継承者 魔術師 戦士 準主人公 呪われし者
☆状態☆
生 冷静 呪(最高位)
☆備考☆
特になし
ゑ?ちょっと待ったー!何これ!準主人公あんじゃん!俺と同じ立場?えー俺主人公じゃなくなるのか!
後、何このスキル羨ましい!俺も欲しいんだけど!
何か呪われてるし、しかも最高位だと…。治そうとしても俺まだ中位浄化までしかないから無理なんだけど。呪いの内容何なんだろうか?かわいそうに。
身近にこんなのいるってありえねぇ。俺は、なんて無力なんだ!がくっ!
蒼はorzになった。
「どうしたの?熊井くん。」
冬夜は蒼に困惑の眼差しを向けた。
「どうしたもこうしたも…いやなんでもねぇよ。」
「そう?何か困り事あるんなら相談してね!僕、力になれるように頑張るから!」
冬夜は蒼の手を握り笑顔で話した。
「ありがとう。だけど本当になんでもないんだ。」
蒼は苦笑しながら答えた。
「そうなんだ。そう言えば、熊井くん?転校生が来るの知ってた?」
内藤は首を傾け、人差し指を頬につけた。
「いや全然知らないぞ。なんで入学してから1週間も経ってないのに転校生が来るんだよ。」
「それは僕も知りたいよ。」
蒼と冬夜は2人とも首を傾ける。
「おーい!お前ら席につけホームルーム始めるぞ。」




