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2-1地下神殿

【地下神殿】



大して待つことなく、ジョンとカティは戻ってきた。


「あら……待たせたわね」


「いや、構わない。こちらは手掛かり皆無だ。そっちは?」


「書斎があって……そこにある手記を読んだ所、ここの地下に何かがあるのが分かった」


「地下……?入り口らしき場所は無かったぞ?」


「私もだ。そう言った場所は見ていない」


「手記によると、玄関ホール前にある2階への階段付近に隠されているらしい」


ジョンのその一言にウィリアムとスティーブは黙る。

そっと目配せし、調べていない事を黙っていることに決めた。


「すまない……異なる世界での探索だ。恐らく私が見落としたのだろう」


「申し訳ない。俺がもっと配慮していれば……」


「ああいや、責めてる訳じゃない。隠されてるだろうし、何も知らなければ仕方無いさ」


ジョンが申し訳なさそうに否定する。

ウィリアムとスティーブは心の中でこいつちょろいなと考えていた。


「助かる。それで、他には何かあるか?」


「いや、それ以外に目ぼしい情報は無かった」


「そうか……地下探索だが、どうする?ここに何かがあるのは分かった。その情報を持ち帰って応援を呼ぶと言う手もある」


「いやよ。ここで帰ったら私は何のスクープも得られないのよ?」


「私は……そうだね。出来ればもう少し探索したいかな?久しぶりの冒険で少しワクワクしているんだ」


「ジョン、君は?」


「行くべきだろう」


「分かった。それでは地下探索を行う。一定以上の危険を感じた場合は俺の判断で撤退をする。その場合は如何なる理由があっても撤退だ。いいな?」


「了解よ」


「構わないよ」


「了解だ」


4人は食堂を出て、玄関ホールに移動する。

そこは、ウィリアムとスティーブが通った時と何も変わっていない。


「この階段付近らしいが……」


「ふむ……壊そうか?」


「建物が崩れたりしないか?」


「ふっ……TFCの世界を経験した私は崩壊について熟知している。余裕さ」


「では、頼もう。正規の手順で行けばばれる可能性もあるからな」


スティーブとウィリアムの謎の会話に首を傾げるジョンとカティ。

それをお構いなしでスティーブは赤いピッケルを取り出し、階段に向かう。

そのまま壁や階段に向かってピッケルを振るう。

そうすると壁や階段の一部が壊れ、小さくなってスティーブに吸い込まれていく。

唖然としているジョンとカティを無視し、明らかに自分よりも大きな木を張り巡らせていく。

なぜか、そう、なぜか分からないが、梁のような何かは壁に触れていないのに建物は崩れなかった。


「この梁は4マス……この世界で言えば4m先まで物を固定して落とさなくする。こんな感じでね」


スティーブは得意げな顔をしながら空中にブロックを置いていく。

一応、側面が梁に触れてはいるが、この世界の如何なる接着剤であってもあの大きさは固定できない。

まさしく、この世界に無い技術であった。


「さて、道は出来た。行こうか」


地下に続く階段は見付かった。

何かしらの機械が見える為、何らかの仕掛けがあるのは分かる。

しかし、スティーブには何の意味も無かった。

どんな仕掛けがあっても、ピッケルが使えるなら壊して進む。

それが、彼の居た世界での普通であった。






地下に続く階段を下りると、そこには大きな地下空間が存在した。

そして、その中央には荘厳な神殿のような建物があった。


「これは……」


「地下神殿か。私もいくつか作ったが……ふむ、明るさが足りてないね。これではモンスターが湧くし見る人も見辛い。作り直すべきだ」


「スティーブ、この世界にはモンスターはいない。湧かないんだ」


「あぁ……そうだったね。完全なる暗闇でも問題無いのがこの世界だった事を忘れていたよ。すまない」


3人が驚きで声を失ったが、スティーブのずれた感想により冷静さを取り戻すことが出来た。

それぞれが銃を構え、ゆっくりと壁に作られた階段を下りていく。

5分くらい進んだら、ジョンが何かに気付いた。


「待て……何か音がする」


しかし、ジョン以外の3人には何も聞こえなかった。

顔を見合わせ、ジョンに確認する。


「どこから、どんな音だ?」


「分からない……恐らくだが、下だ」


「先に行って見てこようか?」


「危険だ。まとまって行動しよう」


「了解した」


今まで以上にゆっくりと、しかし確実に下りていく4人。

もうすぐ階段が終わると言った所で異変に気付く。


「待て……声がする」


「これは……」


「聞きなれた声だね。これはゾンビだ」


「ゾン……ビ?」


「嘘よ。ゾンビ何てこの世界にいないわ」


「そうは言ってもこの声はゾンビだ。私の聞きなれた…ね」


スティーブの声と同時に、4人の前に大量のゾンビが現れた。

3人は初めて見るゾンビに驚き、動けなくなっている。


「仕方無い。ここは私が行こう」


スティーブはそう言うと、構えていたUZIを撃ち始める。

UZIは本来持っていてはいけない程の火力でゾンビを撃ち殺した。

それでもスティーブは止まらず、奥の方に居たゾンビ達も撃ち殺した。

通常の装弾数を超えたあり得ない発砲数にウィリアム達も驚く。


「これで全部かな?」


「ス…スティーブ」


「どうした?」


「威力が……それに装弾数がおかしい。この世界のUZIはあんなに威力は高くないし数も撃てない」


「ああ、それか。このUZI、光ってるだろ?これはエンチャントの光でね、特殊な効果を付けているんだよ。それの効果が原因だね」


「エンチャントの光……ま、待て!なら俺が借りているこの銃も!」


「同じエンチャントがしてある。装弾数は6発だったかな?エンチャントの効果で約4倍撃てるよ」


「…………そう……か。そう言うのは早めに言ってくれ。心臓に悪い」


「それはすまない。以後、気を付けるよ」


ウィリアムは受け取った時にきちんと聞かなかった事を後悔した。

それと同時に、何があっても他国に渡す訳にはいかないと決意を固くした。


「このゾンビ……」


「どうした、ジョン」


「街の行方不明者にそっくりだ」


「なんだって!?」


落ち着きを取り戻したジョンがゾンビの異変に気付く。

その声を聞いたカティは鞄を漁り、ファイルを取り出した。


「これ……ええ、そうね。このファイルには行方不明者の写真もあるのだけど……」


「服装、身体的特徴は全て一致……か」


「この世界にはゾンビは存在しないんじゃなかったか?」


「そのはずだ。誰かがこれを作ったと言う事だろう」


「………………」


スティーブの疑問にウィリアムが答える。

その答えに全員が沈黙する。


「今の戦闘音でばれたはずだ。そうすると敵が追ってくる可能性がある。引き返すなら今しかない」


「すまないが進ませてくれ。この事件を担当している以上、これ以上の犠牲者を出させる訳にはいかない」


「ジョン……そ……う…だな。これ以上犠牲者を出させない為にも迅速に動く必要がある」


「私も嫌よ。事件だけ知って真相を知らないなんて耐えられない。ここまで来た以上は最後まで付いて行くわよ」


「しかし……」


「それに、貴方達はカメラを持ってないのでしょ?何故か私だけ荷物を奪われてなかったからカメラを持っているの。証拠として役立つわよ」


「そう言えば何故か持ってるな……まぁ、いい。命の保証は出来ないぞ?」


「ええ、覚悟してるわ」


「なら、私も行こうか。ゾンビ相手は慣れているからね」


「スティーブ……助かる」


4人は改めて進む事を決めた。

周りにはゾンビがいない。

何事も無く階段を下り切り、地下神殿の前に辿りついた。






~~~~~~~~~~おまけ~~~~~~~~~~


ス「村人ゾンビは金リンゴで治せる」


GM「話拗れるからやめて」


ス「じゃあ、UZI連射します」


GM「はい」


ス「耐久力3付いてるので一定確率で弾が減りません。3の場合は25%で消耗する、よって約4倍に弾が増えます」


GM「は?」


ス「更に射撃ダメージ増加5が付いてるので火力上昇!」


GM「待てぇ!」


ス「射撃ダメージ増加はダメージ量が約2倍。よって1d10の倍がダメージ量となる」


GM「おいふざけんな!」


ス「連射によって全ての敵に攻撃!」


GM「話聞けや!」


ス「ダイスロール!8!よって16ダメージ!装填数は30!その4倍で120発撃つぜ!」


GM「もういいです」


ウ・カ「wwwwwwwwwwwww」


ス「滅びのバースト・ストリーム!」


ウ「粉砕!」


カ「玉砕!」


ス「大喝采!」


ス・カ・ウ「wwwwwwwwwwwwwwww」







※スティーブとウィリアムはかなりお酒を飲んでいた為持ち物の設定を忘れていました。


×カティは優秀

○カティ以外がポンコツ

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