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0-1プロローグ

【プロローグ】



そこは長閑で、どこにでもある港町の一つだった。

しかし、ここ最近は謎の誘拐事件が複数回起き、誰もが不安になっていた。

そんな街に、それぞれは異なる理由で集まった。






「ふふ…疲れました。これはノルセーの街ですか?悪くはないが、まあまあ。ここにゲートを開く必要はありません」


彼の名前はスティーブ。

全身がブロックで出来ており、本人曰くMinecraftと言う世界から来たそうだ。


「当分の間、旅館に滞在しましょう。この世界では、ベッドは賛成では役に立たないようです」


異なる世界で産まれ、育ったせいなのだろう。

彼の常識は絶望的なまでにこの世界とは異なる。


「おっとっと。ダイヤモンド設備は在庫管理しなければなりません。私は再び大騒ぎをするだろう」


彼の居た世界ではダイヤモンドは貴重であったが無限に入手が可能であった。

しかし、この世界ではかなり貴重であり、高値で取引されている。

そんな中、全身ダイヤの鎧を着た男が居れば当然騒ぎになる。


「その宿を持っていきましょう」


そう言って、街の入り口に近いそこそこの大きさの宿屋に入っていった。






「今日も手掛かりなし……か。編集長に怒られるわね」


彼女の名前はカティ。

どこにでもいるジャーナリストだ。

もしも違う点をあげるとするならば、彼女は前世の記憶を持っている。

その記憶のせいで大変だったこともあるが今は良い思い出だ。


「ふふっ……前世の様に何か事件に巻き込まれれば面白いのにね」


巨大な、そこらのビルよりももっと巨大な化け物に追われる記憶。

その全てから逃げ切り、生還した記憶。

半分以上は思い出せなくなったが、それでもその時の経験はこの身に宿っている。


「とりあえずは宿に戻ってほうこ……く……………なにあのブロック人間。スクープ!」






「この街か……」


彼の名前はウィリアム。

元軍人であり、現在は警察官を相手に武術を教えている。

その鍛え抜かれた肉体は一切衰えず、鬼教官の名を欲しいがままにしている。


「全身ダイヤのブロック人間……オカルトは専門外だが、警察では歯が立たなかったと言う。そんな奴がここにいるのか……」


全身ダイヤで出来た鎧を身に纏ったブロック人間。

驚いた警察官が発砲した為戦闘になったらしい。

不死身と思われるほどの体力に圧倒的な攻撃力を持っていた為、上層部はかなり危険視している。

しかし、理知的な部分があり、会話も出来ていた為接触し、交渉してからとなった。


「しかし……俺は戦うのが仕事だぞ?なぜ交渉なんだ……?」


本来であれば交渉を専門にした人間が派遣される。

しかし、銃が効かない化け物との交渉をしたがる人物はいなかった。

そこで、軍や警察の関係者の中で現場を離れても問題無い人物である彼に白羽の矢が立った訳だ。


「まぁ、いい。任務に忠実に。それが俺の仕事だ」











こうして謎の失踪事件が起きている港町に役者が揃った。






~~~~~~~~~~おまけ~~~~~~~~~~


ス「英語に翻訳したのを日本語に再翻訳してから話してます」


GM「進行だるいから普通に話して」


ス「違う世界の住人だぞ!まともに話せると思うな!!!!!」


GM「うるせぇ!」







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