表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
環境戦隊ガドガイアー  作者: 黒井羊太
第一話「登場!地球の環境は俺たちが守る!」
5/33

激突!ボムマウス!

さぁ、ついにボムマウスと激突だ!

 まずレッドがボムマウスに殴りかかる!

「うおぉぉぉぉぉ!!」

 バシィィッッ!!

 しかしそれをあっさりと受け止めるボムマウス!

「弱いな、この程度か……ふん!」

 動けないレッドを蹴り飛ばす!吹っ飛ぶレッド!

 その脇をすり抜け、次はブルーとグリーンが襲いかかる!

「二人同時ならかわせまい!!」

「あまい!」

 ボムマウスは焦ることなく、腹部にある爆弾の中に手を入れる。そして出した時、手には爆弾が!!

『!!?』

「我が爆弾の威力、その身で知れ!!」

 ぽ~~んと二人の間に投げつけてくる!

「いけない! 離れて!!」

 グリーンが叫ぶが間に合わない!!

 と、二人の間に、一陣の黒い風が!ブラックだ!彼は走りながら叫ぶ!

「マグマパワーチャージ!! アブソリュート・プロテクション!!」

 クリスタルが輝き、光が彼の体を覆う!そして彼はその光が覆いきる前に、爆弾を抱え込む!!

 どかぁぁぁぁぁぁん!!!

 凄まじい爆音。もうもうとあがる煙。その爆心地にはブラックがいたはずだ……

「くくく……馬鹿な奴め、私の爆弾を抱え込むなど……粉々になってしまったか?」

 ボムマウスの笑い声が響く。

 煙が徐々に消え、辺りの様子が次第に分かってくると、ボムマウスの表情が固まった。

「な!?」

 驚くのも無理はない。そこには無事な姿でブラックが立っていたからだ。爆発に巻き込まれる前のブラックと異なり、全身が黒い鎧で覆われているようだった。

「これが俺の能力……何者も傷つけられない最強の鎧……」

「くっ! 小癪な!」

 思わぬ事態に動揺するボムマウス!

「隙あり!」

 すかさず上からオレンジが、ボムマウスの後頭部めがけてニードロップ!

 ガツッ!

「グワァ!」

 直撃!後頭部を押さえながらもんどり打って倒れるボムマウス!

「さぁ! 覚悟しろ、ボムマウス!」

 五人で囲む!

 明らかに形勢逆転されたボムマウス、しかし不敵に笑う。

「フフフ……ハーッハッハッハ!!!」

「何がおかしい!?」

 口を開いたのはブルーだ。その言葉にカッと目を見開き、見下すような目で叫ぶ!

「何が!? この状況がさ!! 覚悟!? 追いつめたつもりか!! 違うね! 追いつめられたのはお前等の方だ!!」

「!?」

 あまりに自信に満ちあふれたボムマウスの態度に、一同身構える。が、何をしてくる訳でもない。

「お、おい?」

 レッドが近づいた瞬間、ボムマウスは遙か上空へ跳んだ!!

 そしてボムマウスがいた場所には……今までのものとは比べ物にならない程の巨大な爆弾!!

「なっ!?」

 ほぼ同時に、全員が驚く!それを見て、上空からボムマウスが笑う!

「ハーッハッハッハ!! 間抜け共め! 一網打尽で爆死するがいい!!」

 爆弾は今にも爆発しそうだ!さっきのようにブラックが受け止められるサイズではないし、そんな余裕もない!

「みんな!」

 レッドの声に、みんなが頷く。

 そして、全員でタイミングを計ったように一斉に、爆弾を上に蹴飛ばす!!

 五人に蹴り上げられた爆弾は、当然上空へ向かって飛んでいった。

「なっ!?」

 ボムマウスは我が目を疑った。先ほど置いてきたはずの爆弾が目の前に!そしてそれは爆発寸前だ!回避しなくては!

「くぅっ!?」

 ボムマウスが空間を歪ませ、逃げようとする!が、一瞬間に合わない!

 ドゥゥゥン!!!

 大爆発!!衝撃波!!

 パラパラと爆弾の破片が落ちてくる。

 五人はボムマウスの姿を探し、身構えたまま周囲を警戒している。が、ボムマウスの姿はどこにもなかった。



 あちこちに惨劇の後は残っている。が、それらはやがて癒える時がくるだろう。今、大事なのは、この町を狙っていた強大な悪意を退治した事だ。

これで平和が戻った……のか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ