Episode.13-B~何をやるかではなく誰とやるか~
前話:Episode.12-A
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放課後の帰り道、圭は歩きながら考えていた。
(……やっぱり、僕一人じゃ限界がある)
雪那に勉強を教え始めてすぐ、それを痛感した。
基本的な問題でさえも、どこが分かっていないのかを掘り下げるところから始めなければならない。
一つ一つ噛み砕いて説明しながら、彼女の理解度を測り、どこにどうアプローチするべきかを見極める――それは予想以上に時間と根気の要る作業だった。
(誰かの力を借りた方がいい)
その考えが、ふと浮かんだ時に脳裏に浮かんだのは――
結菜と凛。
あのメンバーであれば、雪那も萎縮せずに伸び伸びと勉強ができるだろう。
結菜は圭と同じくらい勉強ができる。
圭と結菜で教えれば、雪那を支えることはできる。
ただし、その場合別の問題が浮上する。
(……凛も、勉強苦手なんだよなぁ……)
雪那以上かもしれない――そう思うくらいの成績を、期末の直前に提出していたのを思い出す。
だったらこの四人で勉強すればいい。
勉強の得意な二人が、不得意な二人を支える形で。
それは、バランスの取れた形に見えた。
――――――
帰宅後、圭はスマホを開いて、それぞれにメッセージを送る。
《今度、皆で集まって勉強しない?》
返信は早かった。
《いいよ。私も、ちょっと一人じゃ不安だったから》(結菜)
《やったー! 勉強は嫌だけど、みんなと一緒ならまだマシかも!?》(凛)
《……圭がそう言うなら》(雪那)
思いのほかすんなりと、全員の了承が得られた。
あとは、場所だけだ。
(どこでやるか……)
皆がリラックスできて、かつ集中できる環境。
圭は自宅での開催も考えたが、叔父の都合や、雪那と凛の距離感なども考慮しなければならなかった。
それぞれの家、公共施設、学校、カフェ、あるいは自然の中――
いくつかの候補が思い浮かぶ。
選ぶべきは、“四人全員が、自然体でいられる場所”。
【選択肢1】:
圭の家で勉強会を開く→14-Cへ
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【選択肢2】:
駅前のカフェで勉強会を開く→14-Dへ
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