Episode.12-F~穏やかなひと時改め~
前話:Episode.11-G
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「……じゃあ、行こっか」
結菜の誘いに頷き、二人で校門を後にする。
目指すのは、駅から少し歩いた場所にある、静かなカフェだった。
テストが目前に迫っているとはいえ、焦るほどのことではない。
圭も結菜も、勉強が得意な方だ。むしろ、気を張りすぎず適度な休息を挟む方が効率はいい。
そんな理屈を自分に言い聞かせながら、歩く足取りはどこか軽かった。
カフェの扉を開けると、柔らかな木の香りと、ほのかに漂うコーヒーの匂いが迎えてくれる。
落ち着いた店内には、読書にふける人やノートを広げた学生の姿がちらほら見える。
この店では――ドリンクと一緒に本を一冊借りられるというサービスがある。
注文カウンターの横には、小さな本棚が設けられており、ジャンルごとに整然と並べられた文庫本たちが、まるで時間の止まった世界を誘ってくれるかのようだった。
(……今日は、のんびり本でも読もうかな)
そう思って振り返ると、先に注文を終えた結菜は本を手に取る様子もなく、テーブルでノートを広げていた。
「あれ? 本、借りないの?」
「うん。今日は……勉強しに来たから」
さらりと返された言葉に、圭は少しだけ頬を掻いた。
(……完全に、勘違いしてた)
どうやらこの静かな空間は、息抜きではなく、戦場らしい。
気を取り直して、圭もカウンターに並ぶ。
飲み物だけでも頼もう。
さて、ここで問題だ。
(何を頼もうか――)
【選択肢1】:
コーヒー→13-Eへ
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【選択肢2】:
甘いもの→13-Fへ
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