Episode.10-G~もうやめて! 彼女のMPは最初から0よ!~
前話:Episode.9-G
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昼休みの教室。
開いた窓から心地よい風が入り込み、ページの端をひらひらと揺らしていた。
圭は、いつものように机に肘をつきながら、何気ない口調で隣に座る凛に問いかけた。
「なぁ、凛……テスト勉強、大丈夫か?」
その言葉に返ってきたのは沈黙――というより、視線を逸らしながら両耳を指で塞ぐ姿だった。
「……お前な」
呆れを滲ませた声に、凛はちらりと片目だけを向けてくる。
まるで『聞こえませーん』とでも言いたげな態度だ。
その様子に、向かいの席で本を読んでいた結菜がくすりと笑う。
「凛ちゃんらしいね。……でも、本当に大丈夫?」
「うぅぅ……もう勉強はしたくないよぉ。高校に入る時に使い果たしたんだよ、私のMPは……」
机に突っ伏したまま呻く凛に、圭はため息をつきつつ言葉を重ねた。
「でもさ、この学校って赤点取ると夏休み中に補習なんだぞ。受かるまでずっと通わされるらしい」
「……え?」
凛がピクッと反応し、目を丸くして起き上がった。
「それってマジ!? 夏休み削られるのはムリ……海とか山とか、計画あるのに!」
「だから、ちゃんと勉強しような」
「やる気が出ないんだってば〜〜」
ふたたび机に突っ伏す凛。
その姿を眺めながら、結菜が小さく微笑んだ。
「じゃあ、三人でやる? 圭くんの説明、わかりやすいし」
「えっ、ほんと!? やる! やるやるやる!」
まるでスイッチが入ったように凛が顔を上げた。
勢いに押されて、圭も苦笑いを浮かべる。
「じゃあ……どこでやるか、だな」
【選択肢1】:
図書室→11-Hへ
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【選択肢2】:
カフェ→11-Iへ
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