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せつな  作者: 666
春編
76/817

Episode.10-G~もうやめて! 彼女のMPは最初から0よ!~

前話:Episode.9-G

https://ncode.syosetu.com/n6562kv/68/

 昼休みの教室。

 開いた窓から心地よい風が入り込み、ページの端をひらひらと揺らしていた。

 圭は、いつものように机に肘をつきながら、何気ない口調で隣に座る凛に問いかけた。


「なぁ、凛……テスト勉強、大丈夫か?」


 その言葉に返ってきたのは沈黙――というより、視線を逸らしながら両耳を指で塞ぐ姿だった。


「……お前な」


 呆れを滲ませた声に、凛はちらりと片目だけを向けてくる。

 まるで『聞こえませーん』とでも言いたげな態度だ。

 その様子に、向かいの席で本を読んでいた結菜がくすりと笑う。


「凛ちゃんらしいね。……でも、本当に大丈夫?」

「うぅぅ……もう勉強はしたくないよぉ。高校に入る時に使い果たしたんだよ、私のMPは……」


 机に突っ伏したまま呻く凛に、圭はため息をつきつつ言葉を重ねた。


「でもさ、この学校って赤点取ると夏休み中に補習なんだぞ。受かるまでずっと通わされるらしい」

「……え?」


 凛がピクッと反応し、目を丸くして起き上がった。


「それってマジ!? 夏休み削られるのはムリ……海とか山とか、計画あるのに!」

「だから、ちゃんと勉強しような」

「やる気が出ないんだってば〜〜」


 ふたたび机に突っ伏す凛。

 その姿を眺めながら、結菜が小さく微笑んだ。


「じゃあ、三人でやる? 圭くんの説明、わかりやすいし」

「えっ、ほんと!? やる! やるやるやる!」


 まるでスイッチが入ったように凛が顔を上げた。

 勢いに押されて、圭も苦笑いを浮かべる。


「じゃあ……どこでやるか、だな」


【選択肢1】:

 図書室→11-Hへ

https://ncode.syosetu.com/n6562kv/85/


【選択肢2】:

 カフェ→11-Iへ

https://ncode.syosetu.com/n6562kv/86/

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