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Episode.7-E~己の正義はきっと君の正義じゃない~

前話:Episode.6-C

https://ncode.syosetu.com/n6562kv/46/

 叔父の言葉は、圭の中に確かな火を灯した。

「お前があのとき、してもらって嬉しかったことを、今度はお前がしてやればいい」

 その言葉の通りに、圭は――雪那のために、動いた。


 それから数日。

 放課後には、さりげなく雪那を輪の中に誘い、自然に会話が生まれるよう立ち回った。

 ちょっとした遊びの計画があれば、「雪那も来る?」と声をかけてくれるよう、クラスメイトにそれとなく仕向けた。

 いつもの圭ならば考えられない行動量だった。

 それでも不思議と苦ではなかった。

 彼女の無表情の奥に、ほんの少しでも何かが宿る瞬間があるなら――

 そのために手を尽くすのは、悪くないと思えた。

 雪那は相変わらず感情を読み取りづらく、ありがとうすら言わないことも多い。

 けれど、クラスの空気は確かに変わりつつあった。

 笑いかけてくれる女子たち。

 軽く声をかけてくる男子たち。

 雪那の周囲には、もはや“壁”はなかった。

 ある日の放課後、森川が圭の机に肘をついて言った。


「お前にしてはアグレッシブに動いてるな。……なんかあったら、頼ってくれよ」

「……ありがとう」


 照れ隠しのように笑いながら、圭はペンを回す指を止めた。



――――――



 そうして迎えた委員会決めの日。

 ホームルームの時間、教室には少しばかりざわついた空気が漂っていた。

 毎年恒例の、委員会所属の振り分け。

 風紀委員、文化委員、体育委員、図書委員――さまざまな選択肢がある。

 ――そして、その日、雪那の周りには数人の生徒が集まっていた。


「高嶺さん、うちの委員会に来ない?」

「こっちの委員会、活動少ないからおすすめだよ」


 あれだけ話しかけることすらためらわれていた少女が、今では自然に勧誘されている。

 圭はその様子を少し離れた席から見守っていた。

 自分と同じ図書委員に誘うつもりは、なかった。

 彼女が今、自分とは別の場所で世界を広げるなら、それが一番いい。

 それでも――選ぶのは自分だ。

 彼女が言った「君の選択に従う」――その言葉を、今も心に刻んでいる。

 ならば、彼女にとって良さそうな委員会を選ばなくては。

 (風紀委員か、文化委員か……)



――*――*――



【選択肢1】:風紀委員に入れる


【選択肢2】:文化委員に入れる

【選択肢1】:

 風紀委員に入れる→8-Dへ

https://ncode.syosetu.com/n6562kv/58/


【選択肢2】:

 文化委員に入れる→8-Eへ

https://ncode.syosetu.com/n6562kv/59/

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