Episode.4-D~軽い選択の重み~
前話:Episode.3-B
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放課後の雑踏から外れた、少し奥まった通りの角に、そのカフェはあった。
白い壁に木製の扉。軒先には小さな黒板が立てかけられていて、本日のおすすめが手書きで書かれている。圭がよく足を運ぶ喫茶店。
その売りはなんと言っても”飲み物と一緒に本が借りれる”という点にある。
店内には低めのテーブルが整然と並び、棚には自由に読める文庫本がずらりと並んでいる。空調は控えめで、BGMも静かなジャズが流れており、時間の流れが外界よりもゆっくりに感じられるような空間だった。
二人は窓際の席に腰を下ろす。
「……ここでよかった?」
何気ない問いだった。だが、雪那は首を横に振った。
「そういう聞き方、しないで」
「え?」
「私に選択を求めないで。貴方の選択は、私の選択なんだから」
その言葉は冷たくも命令的でもなく、ただ事実を述べているだけのように響いた。
けれど、それでもどこか責任を押し付けられているような、そんな重みがある。
(……選ばないと)
メニュー表をめくる。シンプルな構成だった。
コーヒー、紅茶、ジュースに数種のデザート。
目移りすることはない。だが、それが逆に迷わせる。
「……何か飲みたいものある?」
そう尋ねようとして、圭は言葉を飲み込んだ。
さっきの言葉が頭に残っている。
(僕が、選ばなきゃいけない)
ならば――
【選択肢1】:
さっぱりとしたフルーツジュースを頼む。→5-Fへ
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【選択肢2】:
コーヒーを頼む。→5-Gへ
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