プロローグ〜発展
新作の短編です。生理小説というのでしょうか?推理小説として これは本格派なのでしょうか?何なんだか全然分かりません。短編 にします。
わたしを囚人房のひとつに連れてきた看守の一人が溜息混じりに言った。
「困ったものだ」
と。それを聞いても、わたしはただ、
「はあ、そうですか」
と、相槌を打っつしか出来なかった。まだ話の内容を何も聞いてなかったからだ。
どうして、わたしのような人間が選ばれたのかも。
わたしは、ベルガモフ=レイヤー。この監獄には囚人として入っていた。ちょうど1年前、とある犯罪を犯したが為に逮捕送検され、裁判の後にここに投獄されていた、という訳だ。
わたしは今年でご十歳になるが、身体の方は歳に似合わず至って健康だ。ただ、服役も年月を重ねるにつれ、退屈に思えてならなくなったのだ。だから、看守の一人からの相談を受け入れたのだった。だって、何もしてないと暇で暇でしかたがなかったから。
「どっちがどっちなのか、見破って欲しいんだ。見極めて欲しいのだよ」
最初わ艦種はそうとだけ伝えてきたのだ。
「はあ。何をです?」
わたしは当然、そう訊いた。だって、意味がわからなかったから。
すると、艦首は少し面倒臭そうに、答えこたえたのだった。
「この囚人房の中に二人の囚人がいる。その内のどちらか一人が殺人犯だ。」
彼は続けた。
「ただし、二人とも精神に異常を来しているわけではないので、妄想を信じているわけではないし、幻覚も見ていないようだ」
「なるほど」
わたしはどうでも良さそうな返事ばかり返していた。
「実はその二人のどちらか一人が嘘を言っているようでな。つまり、こうだ。二人とも私は犯人ではありませんといっておるのだが、状況証拠と物的証拠からして、その二人のうちのどちらかでしか犯行は行えないのが確定しているのだ」
「ほう」
わたしは少し興味を唆られた。
「従って、どちらかひとりが犯人でシラを切っているということになる」
「わたしにどちらが犯人であるかを推理しろ、と?」
先回りして聞くと、彼は途端に嬉しそうになった。
「そうじょ。君は犯罪こそ犯して、まあ、脱税じゃがな。ここにたまたま入っているにせよ、立派な名探偵として名ご知れているからな。もちろん無償でとは言わん。もしこの事件を解決してくれたら、明日出所、釈放してあげてもいいのどぞ」
私はかなり驚いた。
「そこまで困っておられるので?本当に?」
「本当さ。もちろん。だから、なんとか君に推理してほしいのじゃよ」
お飲みになっていただきまして誠にありがとうございました。