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短編集  作者: 蜜傘
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月を食らうくじら

ゆめを 求めすぎたせいで

もしも 月に寿命があったなら

なんて 馬鹿馬鹿しいと笑う

なんで 馬鹿馬鹿しいと笑う

だって 月に寿命はあるのだから


くじら 月を食らうくじら

ぜんぶ なくなって

ぜんぶ なくなって

みんな なくなって


くじら 花に泳ぐくじら

それは 誰かの黙示録

それは 誰かの日記帳

ただし 誰も知らない物語


くじら お歌をうたうくじら

たぶん これで大丈夫

たぶん これを望んでた

きっと 素敵なエンディング


もしも これが月の最期なら

あとは 夢に堕ちるだけ

あとは 涙が海に溶けるだけ

きみと サザンクロスにお別れを

これが おわりと知った

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