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六月

【父の日なので】


というメッセージと共に、ギフト券が送られてくる


これも、もう、毎年の、恒例行事みたいになっている


『まぁ、アンタは、母親って言うよりは、父親っていう感じだったからな』


時々、電話で話しをするが、あの子は必ず、そう言って笑う


何度も母親が変わり、父親は、この子のことなんて、放ったらかしで、愛情を注ぐなんて事もなかったのに

この子は、何故こんなに素直な優しい人間に育ったのだろう?と不思議に思うことがある



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


『僕ねおばあちゃんっ子だったんたよね』


スマホから聴こえてくる推しの声


あー、そういえば、結局、成人まで、おばあちゃんと暮らしてた筈だものね


もしかしたら、この子が、あんなにも苦労したにも関わらず、こんなに優しい人間に育ったのは、おばあちゃんが、きちんと、愛情を込めて、育ててくれたからかなと思いながら、配信を聴いていた


















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